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2018.07.31

股関節便り 第33号

  • ご挨拶(佐賀大学医学部整形外科 教授 馬渡 正明)
  • 運動の効果について(佐賀大学医学部整形外科 准教授 園畑 素樹)
  • 股関節のアルバム(講師 北島 将)
  • 骨盤の傾きと脚長差の感じ方(講師 河野 俊介)
  • 新任の挨拶
  • 平成29年 股関節だより送付状況(医局 野中 寿栄)

内容

ご挨拶

佐賀大学医学部整形外科 教授 馬渡 正明

 「股関節だより」を楽しみにされている皆様、今年も発刊の運びとなりました。この股関節だよりも今回が第33号となりましたが、「脊椎だより」共々ご一読いただければと思います。創刊が平成12年ですから、18年続いていることになります。この間、股関節診療においていろいろと進展が見られました。もちろんまだ様々な問題点もありますが、以前より、より安全で安心な治療が提供できるようになったと考えています。

 世間では、トランプ米国大統領が相変わらずの自国優先主義を声高に訴えています。お騒がせなニュースを見聞きするのも、うんざりしますが、最近では米朝会談がキャンセルになりそうになりながらも、やっと6月12日に開催されました。日本政府も拉致問題の解決に向けてもっと積極的に行動してほしいと思います。北朝鮮のことですから、一筋縄ではいかないとは思いますが、政治の使命として「モリカケ」問題ばかり議論するのではなく、本来の仕事をしっかりやってもらいたいと熱望しています。

 さて今年も4月より佐賀大学整形外科医局に3人の新人医師を迎えることができました。今年は新専門医制度がようやく始まった年で、これまでと大きく異なる制度がスタートしました。医学部卒業後2年間の初期研修を終えた医師が19の基本診療領域(内科や外科、整形外科など)の中のプログラムを選択し、3年から4年間の研修を経て専門医となるものです。一般の方に説明するのはなかなか難しい制度で、ちゃんと思惑通り専門性の高い医師が育てられるのか今後の課題だと思います。都市部に医師が偏在しないようにと制度設計されているようですが、現実的には地方で医師を確保するのは大変です。私たち佐賀大学整形外科も6つのプログラムを用意していましたが、3人しか選択してくれませんでした。ある県の大学ではひとりも整形外科のプログラムを取らず、壊滅的なところもあります。概ね地方の大学はひとが集まらず、やはり都市部に多くの研修医が集まる構図は仕方がないことかもしれません。また外科系を選択する研修医自体も少なくなっていて、将来的には外科医不足が深刻となると思われます。整形外科は全国的に見れば550名ほどが整形外科のプログラムを選択していて、例年通りの数であったので、日本整形外科学会としては一安心のようです。制度設計ももちろん大事ですが、如何に専門医を育てるのは先輩医師である私たち次第ですので、模範となるようにやっていかなければなりません。彼らこそが将来の医療を支えていく宝です。この股関節だよりでも新人医師を紹介していますので、覚えていただければ幸いです。

 毎年のことですが、この1年間も多くの患者さんが全国からお見えになりました。できるだけお待たせしないように、平成29年は大学内外で652例の手術をいたしました。これまでで一番手術をした年になりました。日本整形外科学会の理事など、以前より忙しくはなりましたが、できるだけ皆様の期待に沿えるようにやっています。大学では6か月待ちとなり、多少以前より待ち時間が短くなりましたが、まだまだですね。できるだけ待ちが短くなるように努めますのでご容赦ください。

 平成28年4月に発売された抗菌インプラント(AG-PROTEX)ですが、2年を経過し全国で2500例を超える症例に使用されています。これまでのところ術後早期の感染症をおこすことなく、安全に使われています。この技術に対し、今年の2月に経産省の「ものづくり日本大賞・特別賞」を受賞することができました。これまでこの研究に携わったすべての方々の努力が認められ、大変誇らしく思っています。脊椎用インプラントの一部にも抗菌性能を持たせたものを開発中で、来年秋ごろの認可を目指して準備をしています。海外メーカーにも注目されていて、この技術が世界で使われることになればと思います。

 現在も再開発中である大学病院ですが、昨年11月に整形外科は3階北北病棟から6階東西病棟へ移転しました。6階西病棟は関節外科センターで37床、主に人工関節置換術を受ける患者さんが入院しています。6階東病棟は整形外科が21床で、主に脊椎疾患や骨切り術などを受ける患者さんが入院しています。また7階は個室のみの特別病棟でどの科の患者さんも入院可能で、やや高めの個室料をお支払いいただくことになりますが、かなりアメニティはよくなっています。手術部や検査部といった中央診療棟も再開発が終わり、あとは外来部門のみを残すだけとなりました。当初の計画では外来部門も完成しているはずだったのですが、建設資材や人件費の高騰などで、外来部門の資金がショートしたため、さらに多額の借金をして建設することになりました。国立大学病院といえども、病院は自分たちの売り上げで改修しないといけないというルールはかなり理不尽で、大学病院勤務も本当に大変です。今後何十年も次世代に借金を負わせることになります。国の借金と全く同じ構造ですが、できるだけ現役世代が頑張らないといけないのでしょうね。ちょっと憂鬱になります。

 最後になりますが、今回の股関節だよりと脊椎だよりもいろいろな話題を提供しています。お楽しみいただければ幸いです。そしてまた今年1年もよろしくお願いします。

経産省の「ものづくり日本大賞・特別賞」を受賞


運動の効果について

佐賀大学医学部整形外科 准教授 園畑 素樹

 みなさま、こんにちは。
 今回は、運動についてお話させていただきます。

 運動が医療の一部として応用されたという記録は紀元前2800年頃のインドの記録にあります。いったいどんな運動をしていたのでしょうね。

 運動が体に良いことは、多くの方が知っていると思います。では、運動は私たちにとって何が良いのでしょうか。なんとなく健康に良さそうですし、運動すると気分もよいです。

 現在、厚生労働省は大きく3つのことについて、運動は効果があると発表しています。

① 様々な病気にかかりにくくし、病気による死亡率を低下させる。(虚血性心疾患、高血圧、糖尿病、肥満、骨粗鬆症、結腸がん など)
② メンタルヘルス(精神的な健康)や生活の質を改善させる。
③寝たきりや脂肪を減少させる。

 やはり、運動は私たちの健康に良い効果を持っているようです。

 さて、この「股関節だより」を読まれている方の多くは、股関節や膝関節に痛みを抱えている方が多いのではないかと思います。これまでに、「運動したほうが良いですよ」「リハビリしましょう」と言われたことも1度や2度ではないと思います。運動は股関節や膝の痛みにどのような効果があるのでしょうか。

 痛みのある関節周囲の筋力増強、関節の可動域を増強させるストレッチ、減量は関節の痛みに効果があります。もう一つ、有酸素運動(早歩き、自転車こぎ、プールでの運動などの全身運動)も効果的です。痛い関節と関係のない部分の運動がほとんどである全身運動がなぜ痛みに効果があるのは不思議ですね。

 その理由を説明します。

 「ランナーズハイ」という言葉をご存じでしょうか。毎日ランニングをしていると、走らずには1日を終えられなくなるという話を聞いたことはありませんか?これは、ランニングを繰り返すことによって「脳内麻薬」といった物質が体の中に増え、ランニング中毒のような状態になることです。麻薬という言葉は少々過激ですが、すべての人の体の中にある機能ですので、犯罪とは無縁です。運動は、脳内麻薬だけでなく体の中にある痛みを軽くするための様々なスイッチを入れることが分かってきました。専門用語では『内ない因いん性せい痛つう覚かく抑よく制せい機き 構こう』といいます。運動はこのスイッチをたくさんオンにします。

 膝が痛いのに、股関節が痛いのに、痛いところを動かしてリハビリするのはつらいですよね。ですが、内因性痛覚抑制機構は全身に効果がありますので、痛くない場所の運動をしても痛い場所に効果があります。痛みが強いときは無理して痛い場所を動かさずに、動かせるところを一生懸命運動するのが効果的です。

 右膝が痛くて動かせないときは、左膝や上半身の運動をしましょう。ベッドから起き上がれないような状態でも、指を握ったり開いたり、足首を回したり、とにかく動かせるところを一生懸命に動かしてください。必ず体の中のスイッチが入ります。ちょっと疲れたなあという程度の運動から始めてください。もちろん継続が大切ですので、ご家族、ご友人と一緒に楽しみながら運動するのをお勧めします。

 図のように、運動療法は痛みに対する治療において、最も基本的な選択肢として位置付けされています。また、運動療法は薬物療法や手術と違い、患者さん自身が自発的に、主体的に取り組むことができる治療です。手術は一部の患者さんにしか適応がありませんが、運動療法はほとんどすべての患者さんが適応となります。ぜひ、この機会に首、腰、関節の痛みに対する運動療法を始めてみてはいかがでしょうか。効果の仕組みがわかると、より積極的に取り組むことができると思います。

首、腰、関節の痛みに対する運動療法

股関節のアルバム

講師 北島 将

関節外来は月水金

ポイント1

すり減りを観察しています

 骨切り術を受けられた方は、関節軟骨のすり減りを観察しています。人工関節を受けられた方はインプラントのすり減りを観察しています。
 当院では、強化型のポリエチレン(強いプラスチック)を軟骨の代わりとして使用しています。以前は、プラスチックが弱かったので10 年ほどですり減ってきていました。2000 年以降に手術を受けられた方は強化型ポリエチレンが中に入っています。20 年以上すり減らないのではないかと期待されています。

強化型のポリエチレン(強いプラスチック)を軟骨の代わりとして使用
ポイント2

金属の動きを見ています

 カップとステムと呼ばれる金属が骨の中に固定されています。右の図は大腿骨の中にステムが入っている図です。当院では、骨の原料となる物が金属の周りにコーティングしてあるものを使用しています。時間が経つと骨とくっつきますが、時間がたっても金属が動く場合があります。金属が動く原因は、様々です。

カップとステムと呼ばれる金属が骨の中に固定

急な痛みで外来受診する時

第1 位 急に股関節が痛くなってきた。

 関節の中に血が溜まったり、関節の前に水が溜まっていることがあります。傷が赤くなったり、熱が出てきた時は、ばい菌が入っている可能性があります。
 1-3 ヶ月で痛みがとれる場合が多いですが、痛みが続いたりX 線でわからない場合は、CT やMRI を撮影します。原因がはっきりしないこともあります。

第2 位 倒れて動けなくなった。

 脚の長さが違う場合は脱臼の可能性があります。また、動けない場合は骨折の可能性があります。最寄りの病院でX 線を撮ってもらってください。なんとか歩けるけど、痛みが続いている方も大転子が折れていることがあります(図の星の部分)。治療が必要な時もありますので、病院を受診してください。

骨折しやすい部位

指輪が抜けません!

注:手術の時には電気メスを使用します。体に金属が付いていると電気メスを使用することで火傷を起こすことがあり、手術前には指輪などの金属は外す必要があります。切ってとることもあります。(マスカラや入れ墨などにも含まれています。)

 病棟で、1 年に数回ある理由で看護師さんに助けを求められます。「明日手術予定の○○さんの指輪が抜けません!」 取れない場合は私の出番です。抜けなくなった指輪をとる方法がいくつかあります。石けん水をつけたりなどなど。私は糸2 本で指輪を抜くのが得意です。切ってもいいと言う患者さんもおられますが、ずっと一緒にいた指輪をなんとか外したいと思います。糸(ナイロン製)2 本を持って、病室に行き、指輪を取ります。指の状態によっては時間がかかる場合もありますが、およそ10 分程度でスルスルと指輪が抜けます。「抜けないと思ったのに。魔術師みたい。」抜けた後に喜んでくださる患者さんの顔を見るとほっとします。指輪には人それぞれ思い出がお有りですので・・・。
ナイロン糸を通して交互に少しずつ引っ張る。

股関節にも色々思い出をお持ちだと思います。手術している方もしていない方も色々な思い出があると思います。レントゲンは、股関節のアルバムです。昔のアルバムを見に来られませんか?お待ちしております。


骨盤の傾きと脚長差の感じ方

講師 河野 俊介

 青葉繁れる好季節を迎え、皆様いかがお過ごしでしょうか。御無沙汰している方も多数いらっしゃいますが、紙面上でのご挨拶にてご容赦ください。今年も‘股関節だより’をお届けする時期となりました。今回は‘骨盤の傾きと脚長差の感じ方’の事を書かせて頂きます。

 人工股関節の手術を行うような股関節の状況では、疼痛・亜脱臼や変形に伴う脚短縮・股関節の可動域制限・筋肉の緊張や拘縮などの影響により骨盤が傾く事があります。骨盤の傾きは大きく3種類にわけられ、骨盤の傾きのない中間位、骨盤が患側(痛んだ脚)の方に下がった骨盤下垂位、骨盤が患側(痛んだ脚)の方に上がった骨盤挙上位に分けられます(図1)。中間位では脚長差の感じ方は単純に脚の長さの影響のみですが、骨盤下垂位では実際より脚が長く感じ、骨盤挙上位では脚がより短く感じます。人工股関節置換術前の患者さんの調査では、中間位が79.7%、骨盤下垂位が16.5%、骨盤挙上位が3.8%でした(図2)。人工関節置換術を行うような状態では、手術前に脚が短くなっている事が多く、中間位骨盤挙上位では手術時に脚を伸ばす事で脚の長さの差は感じなくなります。ただ、手術数ヶ月は筋肉のこわばりや筋肉の短縮の影響で筋肉に引っ張られて骨盤下垂位の状態となり脚が長く感じることがありますが、時間の経過とともに筋肉のこわばりや短縮が改善することで骨盤下垂位も改善して、脚の長さの差を感じにくくなります。手術前に骨盤下垂位の場合は、実際には手術する側の脚が短いにも関わらず、感覚的には脚が長く感じるような状態になっています。手術後に脚の長さを揃えるとしばらく脚の長さが長い感じが強くなり、改善には時間を要します(図3)。このような場合は積極的な骨盤周囲のストレッチが必要となります。また、股関節の変形のみでなく脊椎(背骨)の変形がある場合は、手術後も骨盤の傾きが残存するため、人工股関節の手術時に可能な範囲で脚の長さを調整し、手術後に脚の長さの差を感じにくくなるように工夫をしております。そのため、人工股関節全置換術の手術前に脊椎のレントゲンも確認させて頂いております。

骨盤の傾きと脚長差の感じ方 今回、骨盤の傾きと脚の長さの差の感じ方に関して記載させて頂きました。少し分かりにくい内容で、脚の長さの感じ方は個人差もありますので、皆様に当てはまるわけではありませんが、ご参考いただけましたら幸いです。今後も、脚の長さの差の改善も含め、手術後の満足度を上げる事ができるように頑張りますので、お気付きの点がありましたら、診察時にお伝え下さい。また、疑問な点や気になる事がありましたら診察やメールにてお尋ね下さい。


新任の挨拶

助教 江頭 秀一

 股関節だよりの読者の皆様、こんにちは。

 4月より佐賀大学整形外科に勤務しております、江頭秀一と申します。佐賀県でこの苗字は“えがしら”と読む事が多いですが、私は“えとう”と読みます。

 出身は福岡県久留米市で、平成17年に佐賀大学医学部を卒業し今年で医師13年目になります。3年前まで大学院に在籍しておりましたので、動作解析の検査時にお目にかかった方もおられるかもしれません。大学院を卒業してから東佐賀病院・多久市立病院で勤務し、今回10年ぶりに大学勤務となりました。

 大学では股関節を中心に病棟・手術を担当させて頂いております。患者さまが不安なく治療が受けられるよう尽力していきたいと思います。また、私は足の疾患についても担当させて頂いております。週1回金曜日に外来を担当しておりますので、足について何かお悩みの事がございましたらお気軽にお声掛けください。アンケートをお願いする事もあるかと思いますが、その際には御協力頂ければ幸いです。今後ともどうぞ宜しくお願い致します。

医員 伊藤 恵里子

 股関節だよりをご覧の皆様、ご無沙汰いたしております。2016年に股関節だよりでご挨拶いたしました時には「松浦恵里子」でしたが、去年結婚いたしまして「伊藤恵里子」になりました。結婚したからといって家事に勤しむようになったわけではないのですが、病棟の患者様からは「おうちのこととお仕事と両立させるのは大変でしょう」と労っていただき、少しは家事もせねばならないと焦っている今日この頃です。

 さて、一昨年は大学病院で1年間勤務しておりましたが、昨年は武雄市にあります副島整形外科病院で勤務しておりました。某ジブリアニメのモデルになったといわれる楼門のすぐそばにある病院です。佐賀市より高齢化の著しい地域であり、毎日毎日高齢者の方の脆弱性骨折や変形性関節症に対する手術に明け暮れているかと思えば、スポーツ外傷や交通外傷等の救急搬送も多く、いろいろなことを経験させていただきました。とはいえ、やはり大学病院では初めて経験することが多く、勉強させて頂くことばかりです。少しでも皆様のお役に立てるよう、今後もより一層精進してまいりたいと思います。どうぞよろしくお願い申し上げます。

医員 杉野 晴章

 股関節だよりの読者の皆様、こんにちは。

 平成30年4月より佐賀大学医学部附属病院で勤務しております杉野晴章と申します。

 出身地は福岡県直方市で、平成27年に佐賀大学医学部を卒業し、佐賀大学医学部附属病院で2年間初期研修を行いました。平成29年4月に佐賀大学医学部整形外科に入局し、昨年度は佐賀中部病院で勤務しておりました。中部病院では外傷・一般整形外科を学ばせていただきました。

1年ぶりに大学病院で勤務することとなり、少しでも佐賀大学での治療を選んでいただいた患者様の役に立てるよう日々精進していく所存です。よろしくお願いいたします。

医員 吉里 広

 皆様、こんにちは。平成30年4月より佐賀大学医学部附属病院整形外科で勤務させて頂いております吉里広(よしざと ひろむ)と申します。出身は沖縄県で、平成27年に佐賀大学を卒業しました。佐賀県医療センター好生館、佐賀大学で初期臨床研修を行い、平成29年4月に佐賀大学整形外科へ入局しました。昨年度は多久市立病院で勤務しておりました。まだまだ勉強中の身ですが、患者さんに寄り添う医療をモットーに日々精進していく所存ですので、どうぞよろしくお願い致します。

医員 宮下 翔平

 初めまして。本年4月より佐賀大学医学部附属病院整形外科で勤務しております宮下翔平と申します。

 出身地は福岡県北九州市で、平成28年3月に佐賀大学医学部を卒業し、その後は佐賀大学医学部附属病院・NHO佐賀病院で初期臨床研修を2年間行いました。今年度より整形外科医としての道を歩み始めました。

 大学入学より佐賀の地で生活しており、学生時代、研修医時代とたくさんのことを学ばせていただきました。次は整形外科医として佐賀県に貢献する番であると考えています。整形外科医としてまだ駆け出しであり、未熟な点も多くあると思いますが日々精進して参ります。

 皆様どうぞよろしくお願いいたします。

大学院 中島 武馬

 初めまして。平成30年4月より、佐賀大学医学部
 大学院に入学しました、中島武馬(たけま)と申します。簡単に自己紹介をさせていただきます。

 出身は神奈川県です。平成21年に佐賀大学医学部を卒業し、佐賀大学で初期研修を行い、整形外科に入局しました。その後、佐賀は多久市立病院や町立太良病院、また長崎は労災病院(佐世保)や医療センター(大村)に勤務し、経験を積ませていただきました。久しぶりの大学は、とにかく病棟がきれいになったことに驚きましたが、以前と場所が変わったために院内で迷うこともしばしばです。

 大学院ではインプラント周囲感染に対する抗菌薬の研究や、人工関節術後の歩行解析の研究を行っております。研究を通して得たものが、患者さんに還元できるよう、励んでいきたいと思います。今後ともよろしくお願い致します。


平成29年 股関節だより送付状況

医局 野中 寿栄

 平成29年股関節だより・脊椎だよりの送付状況をお知らせいたします。

 全体で7449名、内訳としては佐賀県:3087名、佐賀県除く九州:3038名、九州以外:552名に、脊椎だより772名になります。今年は、おそらく8000名近くになるのではないかと思われます。

 現在ホームページを作成中で、股関節だよりの最新号も閲覧できるようになります。今しばらくお待ちください。

平成29年 股関節だより送付状況