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[リレーブログ]

2019.03.01

長崎医療センター
村山雅俊

長崎の中央、大村から。~好きな骨は、耳小骨⁉~

リレーブログをご覧いただき、ありがとうございます。

整形外科4年目(平成24年度卒)の村山雅俊と申します。

前回(第5回)のリレーブログを書いた藤井先生の1つ上の学年になります。

前回の藤井先生から「好きな骨はどこですか?」とバトンを受けましたので、まずはその返事から・・・

自分が最近好きな骨は、タイトルに書いた耳小骨ではなく、最近は骨盤と大腿骨です。その理由としては、最近人工関節も執刀することが増え、どのように設置したらよいかなど、今まで以上に考える機会が増えたからです。そのため今年度は嫁と会う機会よりも骨盤と大腿骨を見る機会が多かった気もします(現在、週末婚のため)。

 

そんな私についてまず簡単に自己紹介をさせて頂きます。

私は平成元年生まれで、同年代には昭和と平成がいる学年に生まれました。

出身は佐賀県鹿島市で、高校までは鹿島で育ち、大学からは佐賀市内というバリバリの佐賀人です。そのため診療中でもふとした瞬間に方言が出てしまうこともあります。

そんな私は佐賀大学整形外科教室に入局した初年度は佐賀大学で勤務しておりました。

それからは長崎労災病院(佐世保)、熊本機能病院、そして今年度から長崎医療センター(大村)と県外で勤務させていただいております。

 

現在勤務しております長崎医療センターは、長崎県の中央に位置する大村市の小高い丘にある643ベッドを有する三次救急病院です。医師は、202人勤務しております。当院の特徴は、救急搬送が多いことで、救急搬送数は年間約13,000人でそのうちヘリコプター搬送は約900人となっております。ドクターヘリがあることで、守備範囲は広く、対馬・壱岐・五島などの離島からの搬送もしばしば経験します。患者が搬送されると、重症例はまず救急部の先生が初期対応をしてくださり、整形外科領域の外傷に関してコンサルトを頂くということが多いです。症例も多発外傷であることが多く、その場合には各科の先生方と協力して診療を行っております。

整形外科医は私を含め6人体制で、私以外は長崎大学の医局の先生です。熊谷部長は腫瘍を専門とされ、井上先生は外傷と関節(股・膝)、足を専門とされており、日頃よりご指導いただいております。また年齢が近い先生が多く(専門医2年目の水光先生(関節鏡・外傷)、専門医1年目の飯田先生と整形外科4年目の徳永先生)、治療法について議論し、切磋琢磨できる良い環境だと思っております。しかし、脊椎に関しましては昨年度より脊椎外科医が不在となっており、週に1度外来に来ていただく先生に相談を行うか、脊椎外科の緊急症例に関しましては基本的に長崎大学病院に相談し、搬送を行う状態となっております。

1週間のスケジュールですが、週に2日は午前中に新患外来と再診外来を行い、それ以外は手術を行っております。カンファレンスは、月曜8時から週末の症例についてカンファレンスを行い、火曜の14時から先週の術後症例と今週の術前症例などのカンファレンスを行います。また火曜日は隔週で19時から長崎中央地区病院のメンバーで当院に集まっての抄読会があります。14時からのカンファレンスは緊急手術などの場合、全員で行うことが難しいこともしばしばありますが…。

整形外科の手術数は年間約850例です。昨年度は整形外科の予定手術でも夕方以降の搬入・入室となることが多かったそうですが、今年度は時間外での搬入は少なくなっているようです。また麻酔に関しては、約半数以上の症例は自科麻酔で行っています。その点も今までの病院ではなかったことなので、勉強になります。

県外の病院で働くことは、違う医局の先生方の考え方を学び、交流できる良い機会であり、とても楽しく学ばせて頂いております。またそれと同時に勤務した各地域で美味しいお店や観光スポット、地域ごとのスタッフとの繋がりもでき、とても充実した研修ができています。

また私事ではありますが、4月末に1人目の子供が生まれる予定ですので、これからは親としてもこれまで以上に頑張っていきたいと考えております。ちょうど次の5月からは年号が新しくなるため、自分と同じ元年生まれになるか平成最後になるのか、どんな子が生まれてくるのか、どんな名前にしようかなど考え、ワクワクしています。もともと子供好きで一時は保育士になろうとも考えていたくらいですので、自分の子供が生まれると間違いなく親バカになってしまいそうで怖いです。

 

話が逸れてしまいましたが、佐賀大学整形外科は県内のみならず県外にも研修病院があります。そのため県外に一度は出たいけど、最終的には佐賀に戻りたいなどの希望がある人にもいいと思います。自分は県外(北海道を除く)の病院を回らせていただき、それぞれのメリット・デメリットについてもお話することが出来ますので、興味がある方はお気軽にご連絡ください。

 

それではこの辺で、次の先生にバトンを渡したいと思います。

よろしくお願いいたします。

 

次の先生へ。

好きな骨または筋肉はどこですか?