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[リレーブログ]

2019.04.08

町立太良病院
記井 祥雲

月の引力がみえる町~太良町より

リレーブログをご覧の皆様こんにちは。

リレー7人目は、整形外科6年目の記伊祥雲(きいさくも)が襷をいただきました。

前回6人目の村山先生の1つ上の学年になります。

 

少し自己紹介をさせていただきます。出身は福岡県大川市。

平成24年佐賀大学医学部医学科を卒業、新古賀病院(久留米)での2年間の初期研修を終え、平成26年に佐賀大学整形外科に入局しています。

少し珍しい名前ですが、祥雲には、吉兆の雲(Happy cloud)という意味があり、出会った人が幸福になればいいなと思いながら日々診療しています。

 

昨年の4月より町立太良病院にて勤務させていただいております。

太良町は佐賀県の南端、長崎県との県境にある町です。

町の特色として、多良岳があること、有明海に面していることで、一次産業が発達しており、太良みかん竹崎蟹牡蠣などが有名です。特に冬季は犬も歩けばカキ小屋にあたりますが、人がカキにあたっているのはあんまり見かけません。それだけ太良の海産物は新鮮なのでしょうね。美味しいです。

 

~太良病院の紹介~

病床数60床 常勤医7人(整形外科・内科・循環器科・外科・小児科)体制の病院です。

整形外科は上通院長と私の2人体制で、共に月曜から金曜まで午前中は外来、午後は手術を行っています。手術数は年間230例ぐらいです。当院では、特に人工膝関節の手術に力を入れ診療しています。病院を受診される患者さんは高齢・農業・漁業関係の方が多く、腰痛や関節痛を抱えておられ、我々の役割は大きいなと感じています。

病院の設備に関して、手術室は2部屋ありますが、基本的には整形外科の手術がメインですので、大病院と異なり比較的自由に運用でき融通が利きます。

また、今年4月からはMRIが設置されこととなりました!!待望です。

高齢者の胸腰椎圧迫骨折や脆弱性骨盤骨折(FFPs)、小児の野球肘や腰椎分離症などの早期発見が期待されます。これはホント嬉しい。

 

~専門医試験うけました~

話は変わり、私事ですが初期研修から6年経過し、今年度、日本整形外科学会専門医試験を1月に神戸で受験しました!余裕でしょ~とたかをくくっていましたが、甘かったですねー大変でした(笑)

まず、熊本や長崎を研修で回っていましたが、症例まとめや各施設の指導医・院長のサイン収集など、意外と期日がギリギリに・・・w

10月に挙式、11月に医師バスケなどを嗜み、12月から本腰いれてQ&Aを解き始めましたが、初めましてのワードが多く、「オステオン・・・パケット?ん?パケホーダイ的な・・・?☎」もう進まない進まない(涙)

当日会場には500人を超える受験者の方がいて、試験まで皆さんゆったりとされるのかと思いきや、ほとんど方が直前まで勉強されていました。緊張感のある空気でした。

試験を無事終え後日、合否通知でもくるのかなと思っていたら、友人から合格おめでとうのSNSがきました。後で知りましたが、合格者は名前が日整会のホームページにフルネームで張り出されるのですね・・・合格できて良かったです(笑)

レジデントの皆様方におかれましては、皆優秀なので大丈夫と思われますが、早めの準備が吉ですね。

また、専門医試験を終えて気づいたことがありました。

佐賀大学整形外科の医局に入ったことで、各地認定研修病院のローテートとご指導を頂けたため、難儀することなく受験資格を得られたことは非常に大きかったと思います。感謝しております。

 

専門医は無事取得できましたが、その資格に見合うレベル、患者様が心から安心され満足される医療を目指し、来年度も太良病院で日々精進したいと思う次第です。

 

長くなりましたが、このあたりで次の先生にタッチしたいと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

好きな骨or筋シリーズでしたね、じゃあ牡蠣の閉殻筋で。

 

次の先生へ。好きな骨または筋肉はどこですか?