[リレーブログ]
2019.08.05
柳川病院
吉里 広
水郷柳川より 夏の便りです
リレーブログをご覧の皆様こんにちは。
本ブログも早いもので11回目となりました。
柳川病院に勤務しております、整形外科3年目の吉里広と申します。
前々回の大場先生の同期になります。
前回からの質問についての回答ですが、私は鎖骨が好きです。
形が美しいですよね。大学勤務時に3Dプリンターで作成した鎖骨の模型を時々眺めています。
柳川市は福岡県南西部に位置する町で、佐賀市から車で40~50分程度です。
歴史を感じる街並みが魅力的で、自転車で散策するだけでも良い気分になります。
柳川の名物といえば、「川下り」と「鰻」です。私は川下りは経験した事がありませんが、鰻屋は数か所巡りました。どこの店舗の鰻もとても美味しく優劣はつけ難いですね。1年掛けて自信を持っておすすめできるお店を探しておきたいと思います。
また、現在は干拓地のひまわり園には50万本のひまわりが満開で、県外からも多くの方が訪れます。花火大会もあり毎年恒例の夏の風物詩となっています。
柳川病院は一般病床138床、地域包括ケア病床8床、ハイケアユニット4床と比較的小規模の病院ではありますが、人工関節手術、緊急心臓カテーテル検査や開心術など高度な医療を提供する地域の中核病院です。
整形外科、心臓血管外科、循環器内科、脳神経外科は佐賀大学医局の先生ですが、内科や消化器外科、産婦人科、皮膚科などは主に久留米大学の先生方です。
混合医局ではありますが、診療科間の垣根は低く気軽に症例の相談が行えます。
また久留米医療圏ならではの独自の文化もあり、ロキソプロフェンやカフェイン、バランス散(?)などを配合したCMCPと呼ばれる薬があり、頭痛に効果があるとの事です。処方を希望される患者さんが多く一定の効果はあるようですが、中毒性があるようでのみすぎには注意が必要とのことです。
整形外科は全病床150床の中で40~50床程度で、年間手術件数は200件程度です。
部長の野崎先生と2人で手術をしている時に救急車が来る事もありますが、周囲のスタッフの協力で円滑な診療が維持されていると感じています。感謝の念に堪えません。
毎週金曜日には園畑准教授が来られ、手術のアドバイスを頂いたり、症例の相談をさせていただいています。
この1年は主に外来診療や外傷手術を中心に研鑽を積んでいきたいと感じています。
私は学生や研修医1年目の頃までは整形外科にほとんど興味がありませんでした。初期研修も内科を中心にローテートすることを考えていたのですが、たまたま選択した整形外科研修で、1つの手術の中に多くの創意工夫がある事を教えていただき、興味を持つようになりました。
整形外科は講義や実習だけでは伝わらない魅力が非常に多い診療科だと思いますので、少しでも興味がある学生、研修医の方は是非、初期研修で整形外科を選択してみてください。
長くなりましたが、この辺りで次の先生へバトンタッチしたいと思います。
次の先生へ。好きな骨または筋肉はどこですか。
外来スタッフ1
外来スタッフ2
病棟での多職種カンファレンス1
病棟での多職種カンファレンス2
水郷柳川1
水郷柳川2
柳川藩主立花邸 御花
ひまわり園