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[リレーブログ]

2019.11.23

武雄温泉から近況報告

リレーブログをご覧の皆様こんにちは。

リレーブログ企画13回目はわたくし、野々上湧人が担当させていただきます。

私は今年度4月より武雄市の副島整形外科病院に勤務しております。

昨年度までは研修医でしたので、整形外科1年目の超若手です。このリレーブログに整形外科1年目が登場するのは初めてではないでしょうか。

 

前回の村中先生からは特に質問はなかったようですが、なんだか好きな骨とか筋肉とかを答える流れになってるみたいですね。私も前々回の吉里先生と同じく、鎖骨が好きです。鎖骨上窩がきれいな人はやっぱり魅力的です。ちなみに、ほしい筋肉はきれいな腹直筋ですかね(笑)。

 

私が今いる武雄市は佐賀県西部に位置している街です。佐賀市中心部からだと高速道路を使って450分でしょうか。観光スポットとしては武雄温泉や御船山が有名みたいで、休日ものんびりしたい派の私としては大変過ごしやすいところです。副島整形外科病院もそんな温泉地のすぐ近くにあり、居酒屋やワインバー、イタリアンのお店なんかもあって、仕事終わりの食事には困りません。

 

勤務している副島整形外科病院は、病床数58床の整形外科単科の病院です。現在私を含めて8人の整形外科医が勤務しており、年間1200件以上の手術が行われています。創立120年以上の歴史がある病院であり、地域に強く密着している印象があります。

 

私の勤務形態としては、週のほとんどは手術室か病棟になります。整形外科単科の病院のため、高リスクの患者さんや多発外傷の患者さんはなかなか受け入れが難しいですが、救急車が来ることもたびたびあります。整形外科診療にまだまだ不慣れなところがあり、手術や治療の方針が自分だけでは立てられず、上の先生方のお世話になったり、仕事がスムーズに進まず、他の医療スタッフに迷惑をかけているところもあると思いますが、皆さん優しい方ばかりでとても助けられています。気軽に相談しやすいという点では私のような新米整形外科医にとっては非常にありがたい環境です。

また、病院病棟から徒歩4分ほどのところに外来診療を行うクリニックがあり、そこで週に一度、外来診療も行っています。大学ではなかなかお目にかかれない一般外傷や整形外科疾患と出会える貴重な機会と考え、ほぼ毎日病院病棟を抜け出して、自分の診療日でもないのに外来に入り浸っています。いろんな患者さんと出会い、その経過を自分の外来で追うことができ、大変勉強になっています。

 

以降は、研修する診療科を迷っている学生・研修医たちへのメッセージです。

整形外科疾患のほとんどは直接生命にかかわるものではないと思います。しかし、その一方で仕事や趣味など患者さんの生活に大きく関わっているものでもあります。体育会系の部活にほとんど所属していなかった私が学生のころから整形外科を志していたのにはそういうところに魅力を感じていたからです。“痛みが取れた!”“順調に歩けるようになりました!”と患者さんから言ってもらえた時の感動は病みつきになります。

 

学生の間はマイナー科とも呼ばれ、なかなか触れる機会の少ない診療科だと思います。ただ、一度触れてみるとその魅力に気づかされるのではないでしょうか。初期研修ではぜひ整形外科をローテートしてみてください。

 

次の先生へ。好きな骨または筋肉はどこですか。

武雄綱引き