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[リレーブログ]

2020.09.10

町立太良病院
野中 俊宏

月の引力が見える町 vol.2

リレーブログ23人目は、整形外科5年目の野中俊宏が担当いたします。
前の先生から、「好きな関節はどこですか?」との質問を頂きました。膝関節が好きです。

リレーブログ初登場ですので、自己紹介をさせていただきます。

佐賀市諸富町の出身です。平成26年佐賀大学医学部医学科を卒業、佐賀大学医学部附属病院での初期研修2年を終え、平成28年に佐賀大学整形外科に入局しました。
福岡記念病院、佐賀大学医学部附属病院、嬉野医療センター、長崎医療センターと県内外で研鑽させていただき、今年4月より町立太良病院で勤務させていただいております。

太良町は佐賀県南西にあり、長崎県との県境に位置しています。私は今までに1度、大学生の頃に牡蠣を食べに訪れたことがありました。(美味しかったです。もちろんアタりませんでした。)
車で通勤していますが、東に有明海、西に多良岳を望む景色はすごく気に入っています。
太良町のキャッチコピーに「月の引力が見える町」とありますが、時間ごとに有明海の干満の差が大きく、本当に月の引力を感じます。
多良駅からも比較的近いので、中には電車通勤している方もいるようです。
最近はスマホアプリのradikoを使ってタイムフリーでラジオが聞けるので、リアルタイムでは聞けない深夜ラジオをBluetoothで流しながら運転しています。車通勤の方は、おすすめです。ただ内容によっては、顔がニヤけてしまうので要注意ですが。

太良病院について紹介します。整形外科は、上通院長と私の2人体制で、午前中は外来、午後は手術を行っています。手術数は年間240例前後です。高齢者の変形性関節症や骨折の手術がメインです。麻酔科が不在のため、自家麻酔(脊椎麻酔やエコー下の伝達麻酔など)で手術を行っています。今までの勤務先は急性期病院でしたので、術後は他院にリハビリテーション目的の転院をお願いすることが多かったのですが、太良病院には地域包括病床もあり、手術後から自宅退院までの治療や調整を一貫して行う事ができるのは非常に新鮮に感じています。多職種カンファレンスを行い、退院に向けての支援を各職員と連携して行っています。

少しずつ慣れてきたところですが、もう半年が経とうとしています。今後も太良町の医療に貢献できるように、日々精進していく所存です。冬になったら牡蠣小屋に行ってみようかと思います。今年は専門医試験受験もあるので、試験勉強も少しずつ頑張りたいところです。
長くなってきたので、そろそろ終わろうと思います。

次の先生へ、好きな骨or関節 or筋 or腱はどこですか?