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[リレーブログ]

2020.11.11

伊万里有田共立病院
梅木 駿

新天地より

リレーブログをご覧の皆様こんにちは。

季節も冬に近づき、朝晩と肌寒くなってきました。

25回目は、伊万里有田共立病院より梅木駿が担当させて頂きます。最後まで目を通して頂けますと幸いです。

 

〜伊万里有田共立病院について〜

伊万里有田共立病院は、佐賀県西部保健医療圏域の基幹病院として、2012年3月に伊万里市民病院と有田共立病院が統合され現在地に開設されました。病床数は206床、一般病床が204床、感染症病床が4床です。内科、外科、脳神経外科、整形外科、泌尿器科、救急科、小児科の医師が常勤しております。

元々医局の派遣先ではありませんでしたが、2020年4月より秋山先生と自分の2名が赴任しております。これまで伊万里有田共立病院で勤務されていた下永吉先生も非常勤という形で外来を中心にサポートして頂きながら診療に当たっております。赴任より時間が経つにつれて、周辺の医療機関の先生方や患者さん達への認知が広まってきたこともあり、少しずつ受診人数や紹介症例も増えてきております。

週間のスケジュールですが、月〜金曜日のうち、午前中は外来業務、午後から手術を行なっております。木曜日の午後は病棟スタッフやPT・OTの方々、MSWとの合同カンファレンスを行い、リハビリの進展状況や退院支援等の治療方針についての話し合いを行なっております。手術に関して、麻酔科の医師が常勤しておらず、脊髄麻酔や伝達麻酔での自家麻酔で対応したり、全身麻酔やリスクのある症例に対しては毎週水曜日・金曜日に非常勤で来られている麻酔科の先生に依頼をして対応しております。

4月から半年間で、外傷症例が中心となりますが、大腿骨近位部骨折、橈骨遠位端骨折やそれ以外の部位の骨折も含めて幅広く経験をすることができております。

変性疾患ではTHAやTKA、HTOなどの症例に対しても医局より馬渡先生を始めとする先生方のご協力を頂きながら、対応しております。年間の手術件数の報告は来年度以降になりますが、毎月20〜30例程度の手術件数があり、このままのペースであれば年間を通して200〜300例程度になるのではないかと推測しております。

また、悩ましい事象や疑問点ができても、秋山先生から熱心に指導して頂き、非常に勉強になる日々を送っております。

 

〜伊万里について〜

有田・伊万里地区は人口7〜8万程度で、伊万里焼が有名です。有田・波佐見・三川内といった周辺地区の陶磁器の積出港として栄え、伊万里牛や梨など食材も豊富です。

伊万里市内を車で走っても伊万里牛の看板をよく見かけます、また伊万里市内から少し外れた場所にはありますが、やきとり一番・鳥めし二番でおなじみのドライブイン鳥もあります。今年は、新型コロナウィルス感染の流行もあり、外食や観光には制限がありましたので、伊万里の詳しい紹介は後任の先生に譲ろうと思います。

 

〜最後に〜

伊万里有田共立病院へ今年度より赴任して、周りの方々の力を借りながら何とか頑張っております。整形外科としても、秋山先生を中心としてこれからも整備を進めていき、より充実した医療を還元できるように頑張っていきたいと思います。

 

末次先生より引き継いだ質問ですが、

コロナの影響で暫くエレベータの使用が制限されていたこともあり、毎日医局から病棟や外来へ階段昇降を繰り返していた結果、下肢が少し引き締まった気がしますので、自信があったのは下腿三頭筋です。今ではエレベータの制限もなくなり、頻繁に使用しているので、残念ながら元に戻ったと思います。

好きな筋・腱・関節は、長掌筋腱です(なくても困らないけど、他の部位の再建に役立つからです)。

 

それでは次の先生にバトンを渡そうと思います。

「好きな骨もしくは、筋肉・腱・関節はどこですか?」