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[リレーブログ]

2021.11.10

副島整形外科病院
樫本翔平

温泉の街、武雄より

皆さんこんにちは。お久しぶりの方もいらっしゃいますでしょうか。

第37回のリレーブログを担当します樫本翔平です。2度目の寄稿となりました。

前回は唐津での近況についてでしたが、現在は病院を移って武雄市にある副島整形外科病院で働いています。

 

武雄市は佐賀県西部にあり佐賀市と長崎県佐世保市との中間ほどに位置しています。嬉野市や伊万里市、唐津市と隣接しており、2022年には長崎から武雄までの西九州新幹線が開業する予定で長崎方面からのアクセスがより簡単になります。「それ武雄が始めます」を合言葉に市全体で街づくりが活発になっています。

武雄市といえばやはり温泉が一番に挙げられるでしょう。1300年以上の歴史を持つ「武雄温泉」と東京駅の設計を行った辰野金吾が設計した「楼門」は目当てに県内外から沢山の観光客が来る名所です。緊急事態宣言が明けてからは記念撮影をする観光客の姿も見かけるようになりました。

 

さて、副島整形外科病院についても少しご紹介します。急性期病棟と地域包括ケア病棟合わせて77床の整形外科単科病院で、9名の常勤整形外科医が日々診療を行なっています。年間1200件を超える手術数と毎月延べ3000名を超える外来患者数を誇り、武雄の皆さんの生活に密着した医療を行なっています。

私は主に外傷手術を行なっておりますが、各分野の専門の先生が変性疾患の手術も多く行っております。様々な症例を経験することができ充実した日々です。外来にも週3回の担当日があり、手術を行った患者様や保存治療を行っている患者様の経過を診ることができます。

コメディカルのスタッフとの距離感も近く、術後リハビリ方針などすぐに情報交換ができるのも魅力的です。

On/Offの切り替えも比較的つきやすく、この時世でなかなか夜の会食は難しいですが週末には武雄温泉で疲れを癒したり、自分の趣味の時間を作ることも可能で心身ともにリフレッシュできています。

 

あと、個人的なことにはなりますが、来年1月には整形外科専門医試験を受験します。ついこの間に整形外科に入局し研修を始めたばかりのように思え、もう自分の番がやってきたのかと感じています。日本整形外科学会雑誌にある過去問題やQ&Aを解きながら、国家試験以来の試験勉強を始めています。新型コロナウィルスの影響で本年度も全国から一同に集まるのではなく、各地域ごとの会場でCBT形式の試験となるようです。名物と言われた面接試験がないとなると、少しホッとするような残念なような・・・。とにかく久しぶりの試験勉強を頑張っていこうと思います。

 

最後に小林先生からの質問への答えですが、肩の腱板を構成する棘上筋、棘下筋にハマっています。数センチ程度の小さな断裂を肩関節鏡下に修復することで、患者さんの可動域が改善し、疼痛がなくなっていく経過を目の当たりにし非常に重要な筋なんだなと改めて実感しています。自分もその様な患者さんの生活を改善し寄り添っていけるような医療を提供したいと勉強を続ける毎日です。

それでは私からも次の先生へ「好きな骨・関節はどこですか?」