佐賀大学で勤務しています、横田栞と申します。
田中先生が、働き方について大枠をお話しくださっていますので、私からは実臨床でのエピソードを共有します。
私はもともと「整形外科医になりたい」と思って医学部を受験したため、女性であることを理由に進路を迷ったことはありませんでした。また、女性であることが強みになるとも考えたことがありませんでした。
実際に働いてみると、患者様から「男性医師が担当だと思っていた!」「女性の先生なのね、珍しいわね」とお声がけいただくことがあります。ただ、どれも批判的な意味ではなく、「頑張ってね」と温かく応援してくださる言葉ばかりです。むしろ、少数派だからこそ重宝される場面も少なくありません。
私はサブスペシャリティとして脊椎外科を選択しています。脊椎の診療では、体幹部の診察や処置が必要となるため、女性患者様から、「年をとっても恥ずかしさはあるのよ、女性の先生でよかった」と安心していただくことや、月経や妊娠・出産に関する相談をいただくこともあります。
女性整形外科医として、家庭との両立や被曝、体力・筋力に不安を感じる方も多いのではないでしょうか。確かに、力が足りないと感じる場面もありますが、補い合えば問題ありません。整形外科は繊細な手術からダイナミックな手術まで幅広く、また、手術以外にも活躍の場がたくさんあります。一人一人のライフステージや特性に合った働き方を見つけられる診療科だと考えています。
少数派だからこそ、「女性であること」自体が強みや特性になります。
私自身、毎日とても楽しく働いています。少しでも興味のある方は、ぜひ気軽に声をかけてください。









