[リレーブログ]
2024.12.15
Hospital for Special Surgery
上野 雅也
HSS留学報告① HSSについて
はじめまして、佐賀大学整形外科上野です。
ただいま私は日本股関節学会海外研修制度でアメリカニューヨークマンハッタンにあるHospital for Special Surgery(HSS)に研修に来ています。
HSSは、1863年にニューヨーク市に設立された、アメリカで最も古い整形外科病院で、現在はコーネル大学医学部と提携をしている、整形外科およびリウマチ科の治療に特化した医療センターおよび研究機関です。1974年には世界で初めて人工膝関節置換術(TKA)が行われたことでも有名で、毎年32,000件以上(うちTHA/TKAだけで13,000件)の手術が行われているところです。
15年連続でUS Newsのランキングでアメリカ1位を取ったということで、アメリカで1番→世界で1番 の整形外科病院だ!と自負している(?)ところがアメリカっぽい。
病院内の全て、外来・病棟・手術室・休憩室・レクチャー、目に入るもの全部が整形外科関連で、どこにいってもそのスペシャリストたちで溢れてます。整形外科医からすると、まさに夢の国、東京Di◯neyランドよろしく、NY Orthopedicワンダーランド。1日の手術予定表みてるだけでも超楽しい。だって、手術室43部屋もあるから!
「整形外科」「リウマチ科」だけで括られているのではなく、内部は細かく分かれていて、手術分野だけでも足の外科、外傷、上肢、下肢人工関節、股関節関節温存、骨延長・脚延長、小児整形、脊椎、スポーツに分けられています。
その中で私はDr.Jonathan Vigdorchikにホストをしていただき、下肢人工関節班(ARJR: Adult Reconstruction and Joint Replacement)で研修しています。ちなみに、ARJRだけで、35人のDrがいるそうです。規模がやばい。
しばらくこちらをお借りして、いろいろと書いていこうと思いますのでよろしくお願いします。