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[リレーブログ]

2024.12.30

Hospital for Special Surgery
上野 雅也

HSS留学報告⑧ 手術器械と用語

こんにちは、ニューヨークから上野です。

 

今日は手術器械とか用語の話。

 

 

思ったより「共通しているな」、というのが最初の印象だけども「わかるかー」ってのも多いのが面白い。

 

Pick up = 鑷子、ピンセット ながいのはLong pick up

Knife = ナイフ、メスのこと。皮膚を切るときはskin knife、あとは日本と同じで番号呼びが多い。11番とか。刃だけを指すときはBlade

Bovie = 電気メス、商品名から。佐賀の人は皆ボビーでわかると思う、むしろ商品名だったのかってなる。

Hibbs = ヒブス、筋鈎、これは全然わからなかった 手元が曲がっててフックみたいにも使える

Cobb = コブ、これは完全に一緒、佐賀の使い方だとエレバトリウムとして使う印象

Retractor = レトラクター一般。形によってC retractor (C字状したやつ), Jaw retractor (棍状のやつ), bended retractor(ホーマン鈎の曲がったやつ)、レトラクター部分は省略されがち

Curette = キュレット、鋭匙、結構いろんなところで使う

kocher = 発音はコッカー、コッヘルのこと

Ronger = 発音はロンジャーとかロンジュール、リュウエル鉗子のこと

Steinmann = スタイマンピン、ピンレトラクターのこと

Charnley = チャンレー開創器、発音はチャンリー

Scissors = シザース、クーパーのこと

Laps = ラップス、ガーゼのことだけどこちらだと雑巾みたいに厚いサイズのものを使う。同じく10枚単位で数えていく

Needle = ニードル、針。糸は商品名で呼ぶかと、0Vicryとか。3−0の場合は three-zero-vicrylと呼べばよし

Injection = 穿刺針、縫合針と区別してこう呼ばれる

Shot = 透視を出す時に叫ぶ

OR = 手術室、オーアール

Check points = MAKOで使うマーキングのこと、手術の最後に揃ってるかカウントします。めっちゃ忘れそう。

 

 

写真は壁に貼ってあるカウント用の白板。さすが整形外科単科病院って感じのラインナップ。

TKAの時の膝蓋骨トライアル専用の項目があるとか相当ニッチで面白い。