[リレーブログ]
2025.05.31
佐賀大学医学部附属病院
吉里広
エキスパート・大学院生リレーコラム 第1回】 見やすいスライドの作り方
皆さんこんにちは。いつも佐賀大学整形外科のホーム―ジをご覧頂き、ありがとうございます。
今月から新しく、エキスパート・大学院生リレーコラムを始めることになりました。
このコラムでは、研修医や若手の先生の皆さんに、学会発表や研究で役立つテーマをわかりやすく解説していきますので、ぜひご覧ください!
第1回は大学院4年の吉里広が投稿させて頂きます。
今回のテーマは、見やすいスライドの作り方です。
【始めに】
Q あなたはなぜ、スライドを作るのか?
A 聴衆に発表内容を理解してもらうため
・スライド資料は見やすさ、分かりやすさが命!
・提示して2秒以内に内容が理解できるスライドを目指しましょう!
・複雑で分かりにくいスライドは聴衆に大きなストレスを与えます。
【見やすいスライド作りのコツ】
逆上がりや跳び箱にコツがあるように、スライド作りにも「コツ」があります。
これから紹介するコツを覚えるだけで、あなたのスライドは劇的に見やすくなります!
コツその1 ワンスライドワンメッセージ
1つのスライドには、1つのメッセージしか入れてはいけません。
具体例)
× 病歴と身体所見を1枚のスライドに併記
- 病歴と身体所見を2枚のスライドに分ける。見づらいなら、3枚以上へ
コツその2 ビジュアルサポート
スライドは図やグラフが主人公です。文字は少なくしましょう。
細かい所見や解釈は口頭で説明しましょう。
コツその3 デザインの4原則を理解しよう
全ての良いデザインに共通する原則です。テキストやポスターにも応用できます。
・近接 関連する図と文字は近づける
・整列 文字の先頭をそろえる(左揃え)
・反復 同じデザインで繰り返す
・コントラスト 重要情報は太文字、色文字、大きさで極端に強調する
コツその4 基本事項を守る!
・スライドサイズは16:9
・スライドの背景は白か黒(グラデーションやカラフルな色はNG!)
・フォントは24Pt以上
・日本語はメイリオ、英語はSegoe UI
いかがでしたか?
佐賀大学整形外科では、今後も皆さんの役に立つ情報を発信していきます。
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