[リレーブログ]
2024.06.15
月の引力が見える町 vol.3
リレーブログをご覧のみなさん、こんにちは。
今月は整形6年目の井上が担当いたします。2024年4月に町立太良病院に赴任しましたので、当院の魅力をご紹介したいと思います。当院が登場するのは、2020年9月の野中先生以来3回目です。久々ですのでおさらいしますと、太良町は鹿島市と長崎県諫早市の間に位置しています。「太良」と「多良」の二つの漢字がありますが、昭和の時代に多良町と大浦町が合併して太良町になったためのようです。実は地味に気になっていたので、ブログを書くにあたり勉強してすっきりしました。なんといっても太良町には海や山の自然が豊富です。野中先生も書かれていましたが、通勤途中の自然の景色は私もお気に入りです。潮が引いた有明海の干潟は光の反射が美しいですし、対岸の雲仙普賢岳の稜線も絵になります。当初はWebinarを聞き流しながら通勤していましたが、最近は景色を眺めながらYoutube musicばかりになってしまいました。
太良病院は、整形外科は上通先生と私の2名体制です。月曜~金曜が開院日で、午前は二人とも外来を、午後は二人で手術を行っています。外来は1日40-50人と多めですが、ベテラン看護師さんたちがすごく仕事ができて何とか回っています。手術件数は200件台で、下肢の人工関節や骨折の手術がメインです。手術は自家麻酔で行っており、腰麻や上下肢のエコーガイド下ブロックでおこなっています。また、外来では上下肢のしびれで悩んでいる方も多くいて、神経根ブロックの手技も活用できます。太良町にはほかに病院がないため、患者さんとは外来、急性期、地域包括ケアを通して、ずっと付き合っていくことになります。これまでの急性期のみの病院勤務と比べると、術後の回復経過にもしっかり関与でき、より手術にも責任を感じるところです。診療をある程度自分で完結できるようになった若手の先生には、自分の力量を生かし、試せる職場です。きっとやりがいを感じられると思いますので、ぜひ太良病院を希望してみてください。
今年は国スポ(旧;国体)が佐賀県で開催されます。太良町はソフトボールの会場となっていて、微力ながら当院も貢献出来たらと考えています。
最後に、前回の小林先生から「その土地のグルメを教えてください」との質問をいただきました。太良といえばカキとカニでしょう。冬場はカキ小屋が15軒ほど並ぶそうですし、夏や秋には竹崎ガニが旬を迎えます。蟹御殿に泊まって蟹を堪能したいと思います。
長文にお付き合いいただきありがとうございました。
次の先生へ。「その土地のグルメを教えてください。」