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寛骨臼移動術を受けられた患者さまへのアンケート (第2弾)

お久しぶりです。重松です。しばらく不在にしておりましたので、アンケート結果第1弾をご報告してから大分時間が空いてしまいました。さっそく、入院前に関するアンケート結果からご紹介します。

 やはり、手術に踏み切るためには学校、仕事、術後の生活への不安など、たくさんのネックがあったようです。また、病院(看板)よりも医者で選ぶ患者様が非常に多く、私達医局員も患者様に選ばれる整形外科医になれるよう、気持ちを新たに致しました。次に入院中に関する質問です。

  「術後の痛み」と「術後の活動制限」がつらさのダンドツでした。この2つに関しては私達もこの数年で様々な改善を行ってきました。「痛み」に関しては園畑先生が他頁で書いていますが、現場でみている私自身の感覚としても、痛みに対する訴えは5年前と比べると半分以下になったと思います。「活動制限」についてですが、特に若い女性にとって4人部屋での床上排泄はかなり苦痛のようでしたので、まず車椅子開始日を短縮しました。この時から早期離床に耐えられるよう、固定のスクリューを1本増やしました。後療法を短縮したことによる問題は現在まで起きていません。
 今回はここまでです。皆様のアンケート結果を元に様々な改善を行ってきましたが、まだ不十分な点があろうかと思います。現在、骨切り術を受けられた患者様への2回目のアンケート調査を企画しております。
 次に手術を受けられる患者様の為にもなにとぞご協力をお願いいたします。