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2022.08.16

股関節便り 第37号

  • ご挨拶(佐賀大学医学部整形外科 教授 馬渡 正明)
  • 佐賀大学で行った人工股関節は 長持ちするのか Part 2 (人工関節学講座 准教授 河野 俊介)
  • 患者さんによる寛骨臼移動術の治療成績評価について(講師 藤井 政徳)
  • バーチャルリアリティを利用した学生教育(助教 上野 雅也)
  • コロナ禍における股関節外来の受診率(助教 馬渡 大介)
  • 新任の挨拶
  • 2021年 股関節だより・脊椎だより送付状況(医局 野中 寿栄)

内容

ご挨拶

佐賀大学医学部整形外科 教授 馬渡 正明

今年も「股関節だより」をお届けする時期になりました。COVID-19によるパンデミックから3回目の夏を迎えることになります。2022年5月末時点でまだ日本全国で1日4万例前後の新規感染者が発生し続けていて、マスク生活を余儀なくされています。2022年の年始には感染者もほとんどなくちょっと安心していたのが、1月中旬より感染があっと言う間に激増し、1日10万人以上の感染者が発生する事態になりました。

それ以来なかなか感染者数が下がらない状況ですが、幸い現状ではワクチン接種の効果もあり重症者が少なくなっているので医療崩壊の危険は減っています。COVID-19というウイルスも次々と変異し、現状では感染力は強いものの、毒性は低く、インフルエンザウイルスに近づいている気がしています。感染者も身近に発生していますが、大事に至ることはなく、少し安心しています。もちろん感染しないに越したことはなく、自分自身が感染すれば周囲に多大な迷惑が掛かりますので、細心の注意はしています。世界的には多くの国が以前と同じような生活に復帰しているようです。

マスクの着用義務もなく、スポーツも満員のスタジアムで行われていますし、それを見ると不安な感情もありますが、喜ばしい気持ちにもなります。この原稿は神戸で行われている日本整形外科学術総会の宿泊先で書いていますが、3年ぶりの現地開催となり、少しずつ以前の生活に戻ってきていることを実感しています。もちろんマスク着用、会食はなしです。

COVID-19がもたらしたものの中で大きな変化をもたらしたものはオンラインによるリモート生活ではないでしょうか?仕事もオンラインでする方も増えたでしょうし、会議などはZOOMやTEAMSといったアプリで通常の会議は問題なく行われます。医療系の講演会などもオンラインで、会場に行く必要はありません。さらには後日配信されることもあり、時間も空間も超越して、情報の共有が図れるようになりました。

私自身もパソコンに向かって講演することにも慣れましたし、会場に行かなくても済む手軽さはこの先も続くものと思われます。私たちの日常診療もいずれリモート診療が日常化し、遠方の人がわざわざ病院に受診しなくても、自宅で薬の処方箋がもらえたりできるようになると思います。血液検査やレントゲン撮影などは病院に行かないとできませんが、そのデータをオンラインで送れるなら、わざわざ佐賀まで来なくてもモニターで話はできると思います。もちろん手術が必要な場合は来ていただかないといけませんが。年1回の定期検診はこのようなリモート診療ができればいいなと考えています。

さて、私も2010年に教授に就任し、2024年3月に退官を迎えます。これまで数多くの患者さんの治療に関わってきました。1万例の手術を行ってきましたが、これは世界的にもトップレベルだと自負しています。ただし、手術を受けた人すべてが満足されているわけではないと思いますし、手術の技量もまだ不足している部分もあると思います。手術中に用いられるようになってきたナビゲーションやロボットがさらに正確な手術をサポートしてくれるようになると思いますが、やはり技術の伝承は人の手によるものが大事であると思います。

退官後ももうしばらくは診察、手術をやり続けていきたいと思います。今後ですが、福岡の博多駅近く博多祇園山笠で有名な櫛田神社のそばで医療ビルを建てて、そこでこれまで通りの整形外科診療を行う計画を立てています。これからいろいろ準備をしていかなければなりませんが、CTやMRIを完備した検査センターとリハビリテーション施設を併設し、術前後のリハビリにもう少し関与していきたいと思っています。前述のリモート診療も取り入れ、これまでのキャリアを活かしたセカンドオピニオン外来も取り組みたいと思います。

整形外科以外の診療科の先生方にも声がけしていて、博多の街中のユニークな医療ビルを作っていきたいなと考えています。地下鉄「祇園駅」、来年開業予定の「櫛田神社前駅」から徒歩3分以内とアクセスは抜群です。診察を希望される方は来院頂ければと思います。詳細は来年の「股関節だより」 でお伝えしたいと思います。


佐賀大学で行った人工股関節は 長持ちするのか Part 2

人工関節学講座 准教授 河野 俊介

まだまだコロナウイルス感染者は発生しておりま すが、少しずつ対策がすすみ日常をとり戻しつつある中、皆様いかがお過ごしでしょうか。このような状況で来院が困難であり御無沙汰している方も多数いらっしゃいますが、紙面でのご挨拶にて失礼致します。今回の‘股関節だより’では‘当院で治療を行った人工股関節の長期成績(長持ちするか)’に関して書かせて頂きます。当院では京セラ株式会社製のセメントを用いない人工股関節前置換術(図1)を使用してきており、2000年8月以降クロスリンクポリエチレンとセラミック骨頭の組み合わせを選択しております。インプラント表面へ銀を塗布した抗菌対策、ポリエチレンライナー表面のMPCポリマー処理とビタミンE混入による摩耗・劣化対策など細かい変更はありますが基本的な形状・材質は20年以上変わっておらず、現在でも使用しております(図1)。

当院で人工股関節置換術を受けられてから20年以上経過する患者さんもお見かけするようになり、外来にて、“そろそろ人工股関節の入れ替えが必要ですか?”という質問を受ける事があります。確かに私たちも以前は人工関節の寿命は20年程で、その後入れ替えが必要になる事がありますと説明しておりました。そこで、20年以上経過した患者さんの人工関節が長持ちしているのか、どれくらいの患者さんに再手術が行われているのかを調べてみました。感染や脱臼などで再置換術が必要であった患者さんもいましたが、実際には、97.1%の患者さんの人工股関節は外来で20年以上観察させていただき問題なく経過していました(図2)。

人工股関節が破損して入れ替えが必要だった方がお一人いましたが、ゆるみ(人工関節のぐらつき)が原因で再置換術を行った患者さんはいらっしゃいませんでした。現状ではインプラントの小改良により表面に銀を塗布した感染対策が施され、ポリエチレンライナーの更なる摩耗対策により大きな骨頭径(骨頭の大きさ)の選択も可能となり手術手技の工夫とあわせて脱臼率も改善しており、更なる長期成績の向上がみこめると考えております。本インプラントが使用開始されてから実際30年は経過しておりませんが、現在では30年経過した時点で80-90%の方の人工股関節はそのまま使用できるのではないかと期待しております。

人生100年時代をむかえ、人工股関節の寿命としても30年といわず40年・50年といった超長期成績が求められる時代になってきたと考えております。医療の世界では実際に患者さんに使用されてから製品の評価が開始されます。良好な実験結果をもった最新の人工股関節が最良の物であるかどうか結果がでるのは20年、30年と使用されてからとなります。佐賀大学ではやっと20年の実績が確認されましたので30年にむけて、引き続き外来にて確認させていただければと思います。遠方の方もいらっしゃり、コロナ禍の現状来院が困難な場合もあるかと存じますが、できるだけ外来でお会いできるのを楽しみにしております。また、疑問な点や気になる事がありましたらメール(sagaseikei@gmail.com)でも質問を受け付けておりますのでお尋ね下さい。


患者さんによる寛骨臼移動術の治療成績評価について

講師 藤井 政徳

股関節だよりをご覧の皆様、こんにちは。昨年の股関節だよりでは、一部の皆様を対象に股関節の状態に関するアンケートを同封させていただきました。お陰さまで、5〜6割の方から回答をいただきました。答えにくい質問もあったかと思いますが、ご協力誠に有り難うございました。

今回は、その解析結果の一部をご紹介したいと思います。医療現場において、手術などの治療成績を評価する方法は様々です。これまで医療従事者が評価を行うことが主流でしたが、必ずしも患者さんの満足度や身体機能を反映していないことがわかってきました。

そこで、患者さん自身に治療を評価してもらい、その結果をより良い治療に活かす試みが世界中で行われています。今回のアンケートも、国際的に広く使用されている股関節疾患質問表をいくつか組み合わせたものでした。日本で股関節の手術が必要になる疾患として最も多いのは、関節軟骨が変性してすり減る変形性股関節症で、その原因の約8割が股関節形成不全といわれています。関節軟骨がまだ傷んでいなければ、寛骨臼移動術を行って股関節を安定させることで病気の進行を防ぎます(図1)。

今回のアンケートの結果、当院で寛骨臼移動術を受けた患者さんの89%が術後の股関節の状態に満足していることがわかりました。一方で、股関節に痛みなどの症状があれば日常生活で股関節を意識しますが、これを100点満点(正常では股関節を意識しない=100点)で評価したところ、結果は54点でした。つまり、手術の結果には満足しているものの、何らかの症状を日常的に感じていることになります。

そして、12個の日常生活動作を選んで、どのような動作で股関節を意識するかを調べた結果が図2です。黒い棒グラフで示した4個の動作で股関節を意識する頻度が高いことがわかります。これらは、15分以上歩く、長時間立つ、散歩やハイキング、スポーツといった股関節への負荷が多い動作でした。この結果を受けて、どのような因子が患者さんの満足度や身体機能に影響するのかを現在解析中です。もちろん、個々の患者さんによって症状は違いますので、一概に治療の成績を語ることはできません。

しかしながら、患者の皆様による評価を治療成績の評価に取り入れ、統計学的に解析することで、現在の治療の中で改善しうる点を見つけたり、将来より良い治療に繋げていければと思います。今後も皆様の意見を伺うことがあるかと思いますが、何卒ご協力を宜しくお願いいたします。最後になりますが、私のモットーは、患者さん一人一人に合った最適な治療を提供することです。治療に関して不安や疑問 があれば、何でも気兼ねなくお尋ねください。


バーチャルリアリティを利用した学生教育

助教 上野 雅也

股関節便りをお読みの皆様、お元気にお過ごしでしょうか。これを執筆している現在(6月)は、かなり佐賀県内の感染者数、重症者数も減っています。このまま平穏な状態が続いてくれればいいのにと願っています。

昨年も同じ様な書き出しでしたが、佐賀大学医学部附属病院は大学病院ですので、学生の教育の場でもあります。皆様も入院していた頃には学生実習にご協力いただいたかと思いますが、これまでの座学と異なり、病棟で入院中の患者さんたちと触れ合い、実際の医療がどの様に行われているのかを学ぶ非常に重要な機会です。

それが、コロナウイルスパンデミックによって一時期完全に中断されてしまいました。特に我々整形外科医が危惧したのが、「手術を見学できなくなってしまう」ことです。私も20年近く前、学生実習で初めて整形外科の手術を見学した際に、その繊細でダイナミックな手技に衝撃と感銘を受け、整形外科医を志すことにしました。

学生実習が中断されることで、手術を見学・体感する機会がなくなってしまうと、今後整形外科医を志す医学生が減ってしまう可能性があります。そこで新しい技術に目をつけました。近年医学教育で徐々に用いられる様になっているバーチャルリアリティー(VR)です。もともと使用していたCTを用いた術前計画作成ソフトと組み合わせることで、VRの中で人工股関節のインプラントを骨盤や大腿骨に取り付けることができるようになりました。それを「人工股関節手術シミュレーション」として、医学生に体験してもらっています。

これまで学んだ人体の構造に、人工関節を設置することを体験することで、人体に直接関わることで治療を行う外科医の感覚が少しでも伝われば、一人でも多くの学生が整形外科の道を選んでくれれば、と思っています。今のところ学生からは好評ですが、効果がわかるのは何年後になるのやら。これからも新しいことに日々取り組んでいこうと思います。引き続き皆様も学生教育へのご協力をよろしくお願いいたします。


コロナ禍における股関節外来の受診率

助教 馬渡 大介

みなさま、お元気にお過ごしでしょうか。2021 年度から佐賀大学の股関節・膝関節の診察をさせていただいております、馬渡大介でございます。長引くコロナの影響もあり、外来にて「コロナが怖くて外出できていない」「外来受診をご無沙汰して申し訳ない」といったお声を頂戴します。そこで今回、コロナ禍での定期受診率を調べてみました。

2010年に股関節の手術を行った529名の患者さんのうち、2020年5月〜2022年5月の2年間で診察可能だったのは244名(46%)でした。なお、受診いただけていない285名のうち「健康上の問題」や「お住まいから遠いため受診ができない」など受診できない事情を把握出来ているのは56名(20%)でした。股関節外来の場合、状態が安定している方も1〜2年に一度の定期検診をお勧めしております。その理由として、股関節の調子に問題ないと感じられている場合にも、実はインプラント周囲の骨が脆くなっていたり、稀ではありますが、インプラントが削れて骨を溶かしてしまっているケースがあるからです。

そういった場合、食事・睡眠・運動などの日常生活の見直しと共に、骨粗鬆症治療の強化、状況によっては早めにインプラント交換を行うことがあります。誠にありがたいことに、現在でも佐賀大学の治療を受けに全国から足を運んでいただいております。しかし、股関節外来は月・金の午前中しか診察出来ないため、遠方の方は佐賀に前日入りされており、大きなご負担と存じます。佐賀大学ではレントゲンを撮り、診察をするという一番確実な方法で診察しておりますが、ゆくゆくはお住まいの近くでレントゲンを撮り、オンラインにて診療できるよう変化する必要があると思います。(もうしばらくお待ちください…m(__)m)

また、2年以上お会い出来なかった方に「来られなくて、すいません」と謝られることが多いのですが、我々は佐賀大学で治療を受けられた皆さんの人生を背負っていく覚悟で診療に当たっておりますので、どうかいつでも頼りにしていただければと思います。

諸行無常の心で

私が生きてく中で、心の真ん中にある言葉です。「世のすべてのものは移り変わり、生まれては消滅する運命を繰り返し、変わらないものはない」という仏教の根本的な考えです。「心身の痛みを含め、嬉しいことも悲しいことも、万物はいつまでも続くことはなく、それぞれの出来事の意味を考え、自分にできることに尽力し、人生を一生懸命生きることが大切である」と個人的には解釈しています。

現代の世の中には情報が溢れているため、あれこれ比較し、どれが正解かを探してしまい、不安になってしまいます。股関節の治療においても、不安な気持ちが出てくる瞬間もあるかもしれませんが、そんな時はいつでも連絡を下さい。世の中には「唯一の正解」は無いのかもしれませんが、みなさんが選んだ道を正解にしていけるよう、日々腕を磨いて参ります。外来などでお会いしましたら、マスクの下はいつでも笑顔ですので、どうかお気軽に声をかけてくださいませ。


新任の挨拶

助教 平田 寛人

股関節便りをご覧の皆様こんにちは。2022年6月1日より勤務しております平田寛人です。2011年に佐賀大学医学部を卒業し、関連病院での勤務、大学院での研究を経て、昨年は米国スタンフォード大学へ留学し、2022年4月末に帰国しました。本年からは留学前と同様に脊椎・脊髄病の診療に携わります。骨粗鬆症の研究をライフワークにしておりますので、骨粗鬆症について不安なことやご不明な点がございましたらお気軽にお尋ねください。どうぞよろしくお願いいたします。

医員 小林 孝巨

股関節だよりの読者の皆様、こんにちは。2022年4月より佐賀大学医学部附属病院整形外科に勤務しております、小林孝巨と申します。出身は佐賀県小城市です。2016年に自治医科大学を卒業し、佐賀大学医学部附属病院と佐賀県医療センター好生館での初期臨床研修として勤務後、唐津赤十字病院と唐津市小川島診療所、伊万里有田共立病院へ勤務し、経験を積ませて頂きました。医局の先生方には日頃より熱心にご指導頂いており、感謝の気持ちで一杯です。未熟者ではありますが、精一杯頑張ります。どうぞよろしくお願い致します。

医員 高島 怜史

股関節だよりの読者の皆様、こんにちは。
2022年4月より佐賀大学医学部附属病院で勤務しております、高島怜史と申します。出身は、佐賀県佐賀市です。佐賀大学を卒業後、佐賀大学医学部附属病院で2年間初期研修を行いました。2021年度は福岡記念病院で勤務し、四肢外傷を中心に臨床経験を積ませていただきました。まだまだ至らない点が多々ありますが、指導医の先生方に支えていただきながら日々研鑽を積ませていただいております。微力ながら皆様のお役に立てるように日々精進してまいります。何卒よろしくお願いいたします。

医員 山口 雄一

股関節だよりをご覧の皆様、こんにち は。
2022 年4月より佐賀大学医学部附属 病院整形外科で勤務しております、山口 雄一と申します。出身は、佐賀県嬉野市 です。2019年に佐賀大学を卒業し、佐賀大学医学部附属病院で2年間の初期研修終了後、2021年に佐賀大学整形外科に入局いたしました。昨年度は、JCHO佐賀中部病院で勤務し、本年度より当院に赴任しました。先生方の手厚い御指導を受けながら日々研鑽を積んでおります。皆様の病気に対する不安や疑問に寄り添い、診療を通してお役に立てるよう精進していきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

医員 田中 史織

股関節だよりの読者の皆様、こんにちは。2022年4月より佐賀大学医学部付属病院で勤務しております、田中史織と申します。出身は佐賀県鳥栖市です。佐賀大学を卒業後、国立病院機構佐賀病院で2年間初期臨床研修医として勤務しておりました。研修中に整形外科の治療や手術に魅力を感じ、今年度より整形外科に入局しました。先生方にご指導いただきながら日々奮闘しております。まだまだ未熟者ではありますが、皆様のお役に立てるよう精進してまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

臨床大学院 吉里 広

股関節だよりをご覧の皆様、こんにちは。
2022年4月より佐賀大学医学部大学院へ進学しました吉里広と申します。出身は沖縄県うるま市で佐賀大学を卒業後、初期研修を経て、2017年4月に佐賀大学整形外科に入局いたしました。これまで多久市立病院、佐賀大学医学部付属病院、柳川病院、長崎労災病院で臨床経験を積ませて頂きました。勤務医として働いている時に交通事故などで骨が粉々に粉砕・欠損している重症な骨折症例の治療に難渋した経験から、骨の再生医療に興味を持つようになり、細胞や動物を用いて研究を行っております。患者さんの治療に少しでも役立つような知見が得られるよう、日々精進して参ります。 どうかよろしくお願いします。


2021年 股関節だより・脊椎だより送付状況

医局 野中 寿栄

2021 年度の送付状況は以下の通りです。
全体で 8915名(内訳:佐賀県内3465名、九州(佐賀県除く3385名、九州以外569、脊椎だより1496名)になります。前年度に比べて400 名ほど多くお送りいたしました。 新型コロナウイルスも少し緩和してきており、新患・再来の患者様の来院される方も少しずつ増えてきて、 手術も県外からの患者様も増えてきたようです。

股関節だよりを郵送するのも来年までになりました。第39号以降は整形外科のホームページ
(https://www.seikei.med.saga-u.ac.jp)の股関節だよりの欄で掲載させていただくことになると思います。 閲覧・印刷も可能ですので、今後ともよろしくお願いいたします。