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[リレーブログ]

2018.12.19

長崎労災病院
竹下修平

佐世保より愛を込めて

リレーブログ第3弾をご覧頂き、ありがとうございます。

今年4月より長崎労災病院で勤務しております、整形外科3年目の竹下修平と申します。第1・2回のブログに登場された末次先生、村中先生の1つ後輩になります。最近は忘年会の余興の準備で忙しい日々を過ごしております!というのは半分冗談で、きちんと整形外科医としての仕事もしています! 今回はそんな私の佐世保での近況を少しばかりご報告させて頂きます。

 

私が現在勤務している長崎労災病院は長崎県佐世保市にあり、主に長崎県北部の基幹病院として現在15名の整形外科の医師が診療にあたっています。脊椎外科医として世界的に有名な小西先生を筆頭に、脊椎班が7名、外傷・関節班が8名で、2017年度は整形外科のみで年間2400例を超える手術を行っています。長崎大学の関連病院であり、15名のうち長崎大学所属の医局員が多くを占めますが、産業医大から2名、佐賀大学から1名(私)が派遣されています。整形外科の中では私が一番下の学年であり(同期が1人います)、いろいろ勉強しながら、周りの先生に教えていただきながら、日々診療にあたっています。佐賀からの医師は他の科も含めて私1人ですが、上の先生になんでも相談できる環境で何より先生方が優しいので、今のところ寂しさを感じたことはありません。

 

病院での1日のスケジュールですが、午前中は週に2回外来(新患担当1回・再来担当1回)を行い、外来以外の日は手術があります。午後は毎日手術があります。基本的に1日を通して外来または手術、その合間での急患対応があり、1日があっという間に過ぎる印象です。当院では自ら外来で対応した症例は、基本的に自分で執刀する体制です。外来での初期対応から、治療方針の検討、手術、リハビリ、その後の外来フォローと一連の流れを自分主導で行えるので責任はありますがとても勉強になります。ちなみに現在私は外傷・関節班に所属しており、経験する症例は大腿骨近位部骨折や橈骨遠位端骨折など、高齢者の骨折が最も多いです。しかし地域性か、病院の特徴かわかりませんが、労災関連の多発外傷、開放骨折や小児の骨折なども多く、症例はバライティーに富んでいます。ぱっと思いつく最近の私の印象深い症例だけでも、股関節形成術後のインプラント周囲骨折、TKA後のインプラント周囲骨折、足舟状骨骨折、手屈筋腱・神経断裂などがあります。苦労した症例ほど覚えているものですね。執刀数としては、10月の私の執刀数を数えてみると28例でした。股関節学会で病院を留守にした時期もあったのですが、その中でもこれだけの症例を執刀できる環境に感謝です。

 

さて皆様は佐世保についてどのような印象をお持ちでしょうか。

大学から佐賀に住んでいる私は10年ぶりの佐賀市以外での生活ですが、それぞれの街にはそれぞれの良さがあって、たまには違う場所に住むのもいいなと感じています。村中先生がいる北海道ほどではないかもしれませんが、佐世保にもおすすめの観光スポット・グルメがあります。観光スポットではハウステンボス・九十九島・海きらら、グルメでは佐世保バーガー・レモンステーキ・海の幸などが有名でしょうか。ちなみに私事ですが4月にハウステンボスの年間パスを買いましたが、なかなか余裕が無くまだ3回しか行っていません。まだまだこれからに期待です!そして佐世保には米軍基地があるためか、街には外国人、外国の雰囲気のお店が多いです。ちなみに4月の整形外科歓迎会の二次会はアメリカンバーでしたが、その店のおすすめでモヒートマリファナというカクテルが出てきたときは衝撃でした。ちなみにそのあとの記憶はあまりありません(笑)。そういう土地柄のため、これまではほとんど経験がありませんでしたが、外国人の患者さんもよく受診されます。幸い、私の担当の秘書さんは英語が堪能なため、外国の患者さんの時にはいつも隣についてもらい何とか事なきを得ています。そういう時には英語を勉強したいなあといつも痛感しておりますが、なかなか実行できていないのが現実です。

 

佐世保に来たのがつい最近のことのようですが、早いもので気がつくと師走です。初心を忘れず1例1例の症例を大事にして日々精進したいと思います。

 

以上、佐世保からの近況報告でした。