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[リレーブログ]

2020.05.21

白石共立病院
竹下修平

白石共立病院、整形外科やってます!

リレーブログをご覧頂き、ありがとうございます。
整形外科5年目の竹下修平です。新型コロナウイルスによる影響で、みなさま大変な状況かと推察します。明日はどうなるかわからない日々ですが、整形外科医としてやるべきことを粛々と・・・と思う今日この頃です。

さて今回は、私が勤務している白石共立病院についてご紹介したいと思います。

白石共立病院は2019年4月から整形外科が開設された病院で、医局の関連病院の中では新鮮であまり馴染みがないかもしれません。正直なところ私も赴任するまでは全く知らない病院でしたが、縁あって整形外科の立ち上げ当初から働くことになりました。病床数150床で主に佐賀の南部医療圏の基幹病院としての役割を担っています。佐賀市内からは車で30分のところにあり、沿岸道路が開通したため佐賀市南部からのアクセスは以前よりはよくなっています。武雄や鹿島は車で20分の範囲にあり、佐賀市や武雄市、鹿島市から通勤している職員も多いようです。

2019年4月から北島将先生と私の整形外科医2名で働いています。他の多くの関連病院と同じように、1日のうち半日外来・半日手術がほとんどです。月・金の午後、火・水の午前が手術日というように、他科との兼ね合いで手術・外来が少々不規則な感じになっています。開設当初は手術が週に2例程度でしたが、外傷手術を中心に徐々に増加傾向で最近は週に4〜5例行う週も増えてきました。最近の白石共立病院のニュースといえば、整形外科の診察室が新しく増設されました。これまでは日々診察室を点々としていて、患者さんにご不便をおかけしていました。今年度から新しい診察室に移動し、環境的にはずいぶん快適になり、今のところ患者さんからも好評です。今後はリハビリ室も新しく増設する予定とのことで、さらなる充実に期待しています。

白石共立病院で1年が経過し、症例を調べてみると1年目の手術件数は全体で260例でした。そのうち私が執刀した症例はほぼ半数の143例でした。症例の内訳は大腿骨近位部骨折が28例と最も多く、橈骨遠位端骨折が13例、他のいろいろな部位の骨折が36例とやはり外傷症例が多かったです。THA 2例・TKA 6例・AKO 2例と、少ないですが変性疾患の手術も執刀させていただきました。今後もう少し症例数を増やしていきたいのですが、なかなか簡単ではないので日々地道に積み重ねていくしかないと思っています。

続いて白石の街を紹介したいのですが、文章が長くなってきたのでこの辺りで次回の先生に引き継ごうと思います。1つだけご紹介すると、2019年6月に新しく「道の駅しろいし」が開業して、少しだけ話題になっていました。白石町内で生産された取れたての農産物や、有明海で採れた新鮮な魚介類などが販売されていて、サラダバイキングがあるレストランもあるという同僚の先生からの情報です。新型コロナが落ち着いた頃に、皆さんも一度行かれてみてはいかがでしょうか。

最後に白石の地域医療をさらに充実させることができるよう、引き続き精進したいと思います。以上、白石共立病院からの近況報告でした。