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[リレーブログ]

2021.06.10

嬉野医療センター
野々上 湧人

またもや温泉地から近況報告

リレーブログをご覧の皆さんこんにちは。前回の私のブログを見たことがある方はお久しぶりです。

先月の岸川先生からリレーブログのバトンを引き継ぐのは医師5年目の野々上湧人です。今回でこの企画も第32回となるようです。このリレーブログのページもかなり蓄積されてきましたね。個人的には関連病院のことを知ることができるので非常にありがたい企画です。

さて、先月の岸川先生からの質問、“好きなスポーツや応援しているチームは…”ということですが、大学6年間をほぼ帰宅部で過ごした私には非常に難しい質問ですね。超インドア派ですみません。次の担当の先生にスルーパスすることにします。

 

今年度から私は国立病院機構 嬉野医療センターに勤務しています。嬉野医療センターは24の診療科があり、病床数399床の病院です。佐賀県南西部医療圏の中核病院となっており、外傷症例の救急搬送も数多くあります。当院の整形外科は部長の古市先生をはじめとして7人体制で診療を行なっています。週に2回の外来診療のほか、救急の外傷当番が週に2〜3回、夜間のオンコールが週に1〜2回あり、自分が受けた症例は基本的に自分で執刀、入院主治医、外来フォローまで行います。今年度の手術症例数ですが、整形外科全体ですでに120件以上の手術が行われており、そのうち23例の手術を執刀させていただきました。中でも高齢者の脆弱性骨折はかなり頻度が高く、今になって初めて骨粗鬆症治療の重要性を強く感じています。また手術の経験だけではなく、外来で治療経過を追うことができるため、自分の経験として蓄積することができます。

自分で患者さんを診察し、状態を把握した上で手術の予定を立て、実行する、という基本的なことがまだまだできていないなぁと痛感する毎日ですが、日々スキルアップできるよう精進しているところです。

堅苦しい病院紹介と近況報告になってしまいました。

せっかく嬉野市という九州でも有数の温泉地に勤務しているので、嬉野の観光スポットや温泉の良さについて語りたいのですが、如何せん新型コロナウイルスの影響でなかなか出歩くことができていない状態です。ただ病院から眺める街の景色は非常に穏やかですので、コロナウイルス終息後はぜひ嬉野市に観光に来てください。

 

最後にこれから研修先を決めるであろう学生や研修医の皆さんへのメッセージです。

骨折や変性疾患を治療するのはもちろん整形外科医の大事な仕事の一つですが、その後の生活(仕事や趣味)まで考えながら診療する必要があります。まだまだそこまで深く考えながら診療することは私も全然できていないのですが、患者さんが笑顔で外来の診察室に入ってきてくれれば個人的には大満足です。これから長い医師人生、このコロナ禍の中、少しでも笑顔で仕事をするのに整形外科は非常に良い選択肢だと思います。加えて、佐賀大学整形外科の先生方は皆さん優しく、全体の雰囲気が非常にいい医局です。整形外科の魅力に触れるのと合わせて、ぜひ佐賀大学整形外科で研修をしていただいて、医局の雰囲気にも触れてみてください。きっと整形外科が好きになってしまうと思います。

 

長くなりましたが、最後までご覧いただきありがとうございました。また1年後くらいにこのページにお邪魔させていただくと思います。それまで暫しのお別れです。

 

次の担当の先生に岸川先生からのスルーパスです。

『好きなスポーツや応援しているチームはありますか?』