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[リレーブログ]

2021.12.10

えにわ病院
竹下 修平

魅力的なワークライフバランス

リレーブログをご覧の皆様、こんにちは。

前回のブログでは長崎労災病院を紹介させていただきました、整形外科6年目の竹下です。2021年4月より北海道のえにわ病院に勤務しており、今回はご紹介させていただきます。

 

最近の恵庭は最低気温が氷点下で、先日初雪が降りました。そして九州と比べものにならないくらい日が短く、仕事が定時で終わっても外は真っ暗(日の入りは16時頃です)で、なんだかそれだけで気分が沈みます。木村理事長が6月頃に言われていた「北海道の短い夏を存分に楽しむように!」とのお言葉の重みをひしひしと感じている毎日です。

 

4月から北海道に住み始め、コロナ禍でいろいろと制限は多いのですが、整ったゴルフ環境や豊かな自然、美味しいご飯など北海道の魅力を楽しみながら過ごしています。まず北海道に来てゴルフをするようになりました。そうです、コロナ禍でもゴルフは出来る!今までは年に1,2回しかラウンドしていませんでしたが、もうすでに20ラウンドくらいはしたでしょうか。車で30分以内に名門コースが複数あって、気候が良く、自然豊かで、たまにエゾリスやエゾシカ、キタキツネなどの動物と出会いながらゴルフができるといった環境は北海道でしか味わえないと思います。夏の気候がいい時期は朝4時くらいには明るくなるので、研修医4人で仕事前にアーリーバード(早朝ラウンド)もしました。ただ早朝の1ホール目のドライバーショットの際に首がピキッとなり、それからは首を少しでも動かすと激痛が走り、そのときのラウンドは地獄でした。そんな北海道ですが、冬本番を迎えてゴルフシーズンはそろそろ終了です。上手くなればもっと楽しいと思うので、冬の間に鍛錬しようと思います。

 

えにわ病院は北海道恵庭市にあり、JR恵庭駅に直結しています。またJR千歳線で札幌より約24分(快速)、新千歳空港より約17分(快速)と恵まれた立地にあります。整形外科常勤医15名で脊椎班、肩班、股関節班、下肢班(膝メイン)という4つのチームに別れていて、コロナ禍で少し減ったとはいえ全ての班を合わせて週に40-50例の手術を行っています。私と同様に国内留学で来ている先生が4人いて、それぞれが希望する班で研修しています。私は下肢(膝)班に所属していますが、人工関節、骨切り術、靭帯再建など様々な手術を経験でき、それぞれの執刀医の先生のやり方を見ることができるところが面白いです。最近は執刀させてもらうことも少しずつ増えてきて、助手とはまた違う視点で勉強になります。脊椎班、肩班、股関節班ともにたくさんの手術が行われていますので、どの班も研修医にとって魅力的な環境だと思います。

 

当院の最近のトピックスとしては、2020年6月よりロボット手術(Stryker社製MAKO)を導入したことです。MAKOの特徴は骨切りの正確性、安全性、狙った通りのアライメントを獲得できるといった点だと思います。もちろん経験に基づき調整する点は多少あるのですが、少し乱暴な言い方をするとあまり何も考えなくても良好な屈伸バランスのTKAが出来上がってしまうような感じです(これはTKAを勉強したい私にとって、利点か欠点か難しいところなのですが・・・)。最近ではUKAもMAKOで行うようになり、こちらもTKA同様に骨温存、適切なバランス獲得ができ、臨床的にも良さそうな印象です。股関節班でもMAKOを用いたTHAを行っており、正確なリーミングとカップ設置、脚長差の確認ができることなど優れたことが多いそうです。ロボット手術以外にもTKAだけでもmeasured, gap, pre-cut, kinematic alignmentなど様々な手技も経験でき、さらに骨切り術、ACL再建、半月板縫合など含め、なんとかこれらの手技を習得して帰りたいという思いであります。

 

えにわ病院での研修も、残り4ヶ月程となりました。

たくさん吸収して、たくさん楽しんで佐賀に帰ろうと思います。

 

樫本先生からの質問に対する答えですが・・・

好きな骨は、うーん、これといって特にありません。どの部位の骨も、硬くて切れない丈夫な骨も、スクリューが効かない粗鬆骨も、それなりに好きですよ。

次の先生に質問です。

「最近はまっていること、ものなどありますか?」