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[リレーブログ]

2022.03.09

独立行政法人 地域医療機能推進機構 佐賀中部病院
梅木駿

もうすぐ春ですね

リレーブログをご覧の皆様こんにちは。

 

朝晩とまだ寒さが残りますが、昼間は気温が上がる日も散見され、少しずつ春の気配を感じている今日この頃です。2022年3月の回は梅木が担当させて頂きます。

これまでに何度かリレーブログを担当させて頂いたので、自己紹介は割愛させて頂きます。

 

2021年4月より佐賀中部病院で勤務させて頂いております。佐賀中部病院に関して、これまでに多くの先生がご紹介されていると思いますので、主に今年度の変化を中心に紹介しようと思います。当院は、一般病床160床、13の診療科があり、29名の常勤医が勤務しております。

整形外科は、院長の浅見先生、医長の田島先生、橋本先生、伊藤先生、山口先生と自分の6人体制です。先輩の先生方は、優しく、知識も豊富で、些細なことにも相談に乗って頂き、本当に安心して働ける環境だと思います。年間の手術症例数は、例年約800-900件で推移しており、今年度も2月末で800件近い手術件数がありましたので、同等の手術件数になると思います。

 

当院は手外科認定施設であり、手術の助手や外来でも手外科症例に接する機会が本当に多く、変性疾患から外傷症例まで幅広く勉強することができます。特に、顕微鏡での神経血管の処置や鏡視下の手根管開放術など当院でないと経験できない症例も多いと思います。また、院長の浅見先生が腫瘍疾患の対応もされていることもあり、外来には紹介・新患含めて骨軟部腫瘍の方が多く来られます。腫瘍の手術では、浅見先生の助手に就くこともありますし、自分が担当した症例をそのまま執刀させて頂いたこともあり、貴重な経験になりました。外傷の症例をはじめ、解剖の知識は基本になるかと思いますが、腫瘍性疾患の場合には特に神経血管の走行含めて発生場所によっては、初めて見る解剖の事も多く非常に勉強になりました。ある時、浅見先生が術前には時々夢の中でも手術をしていることがあると言われた事があり、凄い先生でもそれほど自分を追い込まれているのかと思い、またもっと勉強しないといけないと思い知りました。

 

COVID19の流行に伴い当院も2021年5月から軽症〜中等症の患者の受け入れが始まり、最近ではオミクロン株の感染拡大のため、連日のように入院患者の受け入れが行われております。これまで地域包括ケア病床であった5階フロアが全てコロナ病床に変更になったことで、圧迫骨折などの保存・リハビリ加療が中心となる症例や術後でも病状の落ち着いている方は、転院の調整を早めに行っていく必要があり、病棟師長さんが入退院の調整に頭を悩まされている姿をよく見ます。COVID19感染者の管理は、呼吸器内科の常勤医の先生達が対応されておりますが、夜間や休日などの当直帯での受け入れ要請が来る事もあり、事務処理が中心になりますが入院関係の処理を行うこともあります。また、当直帯での有熱者の診察では何度かCOVID19陽性の方を対応することがあり、本当にコロナを身近に感じる1年となりました。

小生の在職期間もあと1ヶ月になりましたが、残された日々を大事にして日々勉強していければと思います。

 

〜最後に〜

前回担当の大場先生より「コロナ禍で何かと制限が多い世の中ですが、どの様にストレス発散してますか?」との質問にお答えしようと思います。

 

この質問に答える前に私事ですが、昨年8月の大雨の際に20歳の時から付き合いを続けていた愛車(三菱COLT)が水没し、廃車となりました。10年以上苦楽をともにし、大学の部活で東医体の際には栃木から北海道まで部員や重い荷物を運んでくれた思い出深い車です。

ただ、最近は走行距離が10万キロを超え、車両の走行自体は問題ないのですが、ライトはハザードボタンを押してないのに点滅したり、備え付けのナビ(純正)は、10年の時の流れについていけず、ナビを入力しても至るところで道なき道を画面上で走行している状態となり、明らかに限界が近づきつつあったようです。これを機に流行りのハイブリッド自動車に手を出すことにしました。

水没だけは繰り返さないように車高のあるSUVにしようとネットで検索をしたものの、車にこだわりのない自分にはどの車も同じように見えてくる幻覚症状に陥り、最終的には両親が以前から三菱の営業の方と仲良くしている事もあり、自分も三菱との癒着を続けていくことにしました。

車を買い直してみると、10年の歳月で車は進化したんだなと実感する快適な通勤生活を送っております。信号で停車すると勝手にサイドブレーキがかかったり、センサーが働いて前方に急な障害物が現れると自動的にブレーキがかかったり、ハンドルやシートが冬場でも暖かくなったり…

元々、物欲のない私でしたが、この事がきっかけで家庭内の電化製品を見直してみると、家事に関係する洗濯機や冷蔵庫などは家族の要望もあり、買い直していたのですが、それでも14年物の家電がゴロゴロしておりました。

最近では、ストレス発散に繋がっているかは定かではありませんが、家計を圧迫しないように家族の顔色を伺いながら、家電のアップデートを行っております。テレビは先日済みましたので、次は炊飯器にチャレンジしようと思います。

 

次回担当の先生に質問です。

「コロナ禍が落ち着いたら、やりたいことは何ですか?」

 

コロナやウクライナ情勢など明るい話題の少ない昨今ですが、問題が少しでも終息に向かうようにと思っております。最後までご覧頂き、有り難うございました。