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[リレーブログ]

2022.08.10

伊万里有田共立病院
伊藤恵里子

初めてのことだらけで・・・

リレーブログをご覧の皆様こんにちは。整形外科入局8年目の伊藤恵里子です。

樫本先生からバトンをもらい、どんなことを書こうかと過去のリレーブログを読み返していたら実はリレーブログへの単独寄稿が初めてでした。(夫の伊藤康志と連名での寄稿はありましたが・・・)もう8年目なのになー、とちょっと驚きつつまずは現在の勤務先である伊万里有田共立病院のご紹介から始めたいと思います。

伊万里有田共立病院は2012年3月に伊万里市民病院と有田共立病院が統合・開設された佐賀県西部保健医療圏域の基幹病院です。その名の通り伊万里市と有田町のほぼ境目に位置しています。周りにはあまり高い建物がなく、最上階(といっても4階ですが笑)に位置する医局からの眺めは抜群です。病床数は206床あり、内科・外科・脳神経外科・整形外科・泌尿器科・婦人科・小児科・健診科の医師が常勤で診療にあたっており、外来・手術室ともなかなかの稼働です。

整形外科では外傷から変性疾患まで幅広い診療を行っています。外傷としては高齢な方が多い地域ですので大腿骨近位部骨折や圧迫骨折が多くはありますが、たまに学生さんや比較的若い方の開放骨折や多発外傷も運び込まれ刺激に満ち溢れた日々を過ごしております。整形外科は部長の秋山先生・医員の竹下先生と伊藤の3人体勢で、忙しくはありますがなんでも相談し合って患者さんの情報を共有し楽しく診療を行っています。

さて、当院は伊万里有田地区のコロナ診療の要としての役割を担っており、コロナ病棟を運営しております。第7波到来に伴い、近隣の病院でクラスター発生の報告が相次ぎ救急・外傷診療が増えるであろうと予想していた矢先に、なんと当院でもクラスターが発生していまいました。しかも整形外科病棟で・・・。最初は2~3人から始まった感染がわずか3日間で患者さんと医療スタッフ合わせて17~8人に増え、感染力の強さを実感しました。何せクラスターは元より患者さんのコロナ感染は初めての経験で、外来をしながら状況説明や今後の見通しについて患者さんのご家族に電話を次々にかけ、このブログを書いている現在もてんやわんやしております。(ブログを書いてる暇があるのかというご指摘は受け付けませんので悪しからず。)勤務帯交代の度に検査を行い誰かしらが陽性となり急遽補充要員に出勤してもらうという状況で、巷でいうところの医療逼迫を目の当たりにしました。しかし、コロナ陽性になった患者さんを内科の先生方が分担して並診してくれ色々な部署から応援がきてくれて病院全体でこの危機を乗り越えようとする気運が高まっており、いい病院だなあと感じています。なるべく早く通常時に戻れるよう今まで以上に感染予防に気を付けながら診療にあたっていく所存です。あまり整形外科の宣伝ブログにはなりませんでしたが、近況報告ということでご容赦ください(;^ω^)

最後に、樫本先生からの「整形外科に興味を持ったきっかけはなんですか?」という質問への答えです。やはり学生実習の時の経験でしょうか。人工関節の手術のダイナミックさと、こんなに痛そうな手術を受けたのに歩けるようになったと喜ばれる患者さんの笑顔が印象的でした。そして整形外科の先生方が一番気さくで親しみやすかったというのも整形外科を研修で選択して入局するのにつながったポイントです。自分もそうありたいと思っていますが、まだまだ修行が足りません(笑)。

長々とお付き合いくださりありがとうございました。次の先生への質問です。タイトルと関連しまして「2022年、初めての〇〇」を教えてください。

よろしくお願いします!