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[リレーブログ]

2023.09.11

医療法人社団 我汝会えにわ病院
野々上湧人

今年の夏は北海道も暑い!!

リレーブログをご覧の皆さん、こんにちは。先月の田中先生からバトンを引き継ぎ、今回リレーブログを担当させていただきます整形外科5年目の野々上湧人です。昨年勤務していた熊本県から居住地を北海道に移し整形外科診療をおこなっています。

 

 

私が勤務する我汝会えにわ病院は北海道恵庭市にある整形外科治療に特化した病院です。恵庭市は札幌と苫小牧の中間に位置し、札幌駅から車で45分、快速電車で25分程度ですので、鳥栖〜博多間より少し離れているイメージでしょうか。最寄りの恵庭駅は病院のすぐ隣にあり、遠方からでも来院しやすい病院と感じます。

 

 

当院では常勤16名の整形外科医師に加え、今年は福岡大学や鹿児島大学、大阪公立大学に籍を置く国内留学生が6名在籍しており、下肢班(主に膝関節)、股関節班、脊椎班、上肢班に分かれて治療をおこなっています。手術もそれぞれの班で分かれて行われており、おおよそ全体で40〜50例/週のペースです。

 

 

現在私が研修している下肢班には常勤医師が4名在籍しており、人工関節手術(TKA, UKA, PFA)や関節鏡下手術(半月板縫合、ACL修復術)、骨切り手術が行われています。基本的には月曜日から金曜日まで手術室に入り浸って手術助手につかせてもらっています。人工関節手術においては、当院はロボティックアーム手術支援システム”Mako”が導入(今年に入ってなんと2台同時稼働中!)されています。Makoは術前のCTで得られたデータをもとに正確な骨切り、インプラント設置をロボットがサポートしてくれるシステムで、まだまだ導入されている施設は多くないため一見の価値ありです。もちろん下肢班の先生方の中にはMakoを使用されない先生もおられるので、”Makoがないと手術ができない…”なんてことにならないように勉強させてもらっています。人工関節手術以外の手術でも先生それぞれ少しずつ手技が違っており、さまざまなバリエーションの手術を経験することができます。手術症例数の多さ、バリエーションの豊富さは当院での研修の魅力なのではないかと思います。

 

 

真面目な話はこの辺で終わりにしまして…

突然ですが、皆さんは佐賀から北海道まで車を運転していくと何時間かかるかご存知でしょうか?なんと休みなく運転して27時間、総走行距離2000kmを超えるようです。佐賀県民としては“生活の足”である車を置いて北海道に移住するという選択肢はないのですが、2000kmも運転できるわけもなく、私はフェリーを使って北海道上陸を試みました。(フェリーはおそらく九州からの直通がないので、乗り継ぎ含めて2日以上かかります)

3月31日に苫小牧港に上陸し、まず驚いたのは駐車場に積み上げられた雪の山。熊本だともう桜が散り始めていたのに…とか思いつつ、とんでもないところに来てしまったなと感じたことを覚えています。近所の桜の花が咲き始めたのはそれから1ヶ月後の話です。7月になるまではそんな感じで九州より10℃ほど基本が低く、非常に快適だったのですが、今年の夏は異常に暑いようで、8月に入って猛暑日が何度か観測されています。ただ、やはり気温の高い時期は短いらしく、執筆時点で通勤時や帰宅時は半袖だと少し肌寒くなってきました。もう少しで終わってしまう北海道の短い夏を堪能したいと思います。

 

 

さて、前回担当の田中先生からの質問「今、行きたいところはどこですか。」についてですが、ここ2ヶ月ほどずっと知床に行きたいと思っています。元々気ままな一人旅が好きなのでいくら時間がかかっても問題ないわけなのですが、車で行くとなんと驚異の片道6時間。少し休みをもらって大自然の中ヒグマに会いに行こうと思います。(もちろん近づくなんて命知らずなことはしませんが..)

 

長くなりましたがここらで終わりにしたいと思います。また来年お会いしましょう。

次回担当の先生に質問です。

 

趣味でも症例でもなんでも良いので

『上半期に印象に残っていることを教えてください』