見学のお問合せ

[リレーブログ]

2023.11.08

柳川病院
溝田将吾

うなぎ食べたい!

秋も深まり肌寒くなってまいりましたが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。

 

第61回リレーブログを執筆させていただきます溝田です。

 

10月で3歳になった娘のイヤイヤ期と絶賛格闘中です。父親としてももっともっと頑張りたいと思っている今日この頃です。どうぞお付き合いください。

 

前回の岸川先生からの質問で、コロナ禍が空けて行ってみたい国は?ということですが、国というかハワイ一択です!毎年のように行けるなら行きたいですね。英語が全く話せない僕でも困ることはなく、日本語がここまで通じる国はないと思います。何といってもきれいなビーチ、心地よい気候、ショッピング、、、、またすぐにでも行きたいですね!今度長嶺先生に別荘についての噂を伺ってみたいと思います。(笑)

 

今年度より柳川病院へ赴任しております。有明沿岸道路が佐賀諸富まで開通したため、佐賀市内からの通勤も楽勝です。川下りもうなぎも未体験ですが、充実した日々を過ごしています。当院は福岡県南西部に位置する柳川市の中核病院であり、一般病床138床、地域包括ケア病床8床、ハイケアユニット4床で構成されています。人工関節手術、緊急心臓カテーテル検査や開心術など高度な医療を提供している病院です。

整形外科は部長の野崎先生と2名体制です。非常勤で大学から馬渡教授や河野先生にも来ていただき、症例や手術の相談をさせていただいております。業者さんから聞いた話では、今年の夏は福岡県全体で外傷手術が少なかったようで、当科の手術症例は例年よりも少なめで推移しております。福岡県の皆様が大きな怪我なく過ごせていることは何よりです。

 

前回のブログ執筆からの約1年間であった個人的なニュースで言えば、無事に整形外科専門医試験に合格できたことです。専門医である以上、より一層強い責任感を持って日々の診療に臨んでいく所存です。地元佐賀での地域医療へ貢献できる医師になるべく日々精進してまいります。

 

今回はこれから専門医試験を控える先生方へ向けて、ダラダラと備忘録も兼ねて書こうと思います。杉野先生がVol.30のブログで新専門医試験までの流れを詳細に書かれておられますので、まずはそちらをチェックしてください。僕は受験を終えての感想中心で書こうと思います。

 

(おまえが言うなと言われそうですが)是非時間にゆとりをもって症例の登録や試験勉強の時間を確保することが大切だと思いました。これ合格したから言えるやつです、はい(笑)。実際はなかなか大変だと思いますが、何とか隙間時間を有効活用されてください!

また講演会等で取得できる単位の種類や過不足はこまめに会員マイページで確認して、同期の誰かさんのように漏れのないようくれぐれも注意しましょう(笑)。だいぶ若手医師の間でも浸透してきていると思いますが腫瘍の単位だけ要注意ですね。学会発表や論文の登録の仕方は杉野先生ブログを確認ください。

 

ここからはほとんど個人的な感想ですので、鵜呑みは厳禁っす!!勤務先の都道府県でも地元でも、申し込みをすればどこの会場でも受験できるようです。自宅等のPCで受験可能という噂も聞きましたが真相は不明です。試験はCBT形式で120分100問でした。めちゃくちゃ時間を残して終了できる感じではありませんでした。新専門医試験になってから今年まで口頭試問なしで続いています。今年の試験でも相変わらず卒後研修Q&A(最新版)から相当数出題がありました。勉強する際に標準整形外科学とセットで必須なのは例年通りです。Q&Aはできれば3周、欲を言えば4周やっておくと一度見た問題は反射的に解答できるようになるので間違いないと思います。全く同じ問題が数問、改変された問題が相当数ありました。基礎もなってない僕にとって1周目はかなりしんどかったですが、2周目はしんどさ半減します。3周目以降は言わずもがなです。Q&Aの問題と解答を見られるスマホアプリ(課金)もありましたが、解説までは見られなかったので僕は使いませんでした。本を開くまでは時間ないけど、ちょっとだけ時間あるから・・・という人にはいいのかもしれません。

 

直近数年分の過去問も必須です。これはQ&Aの改定時期にもよると思いますが、新しい問題はもちろんQ&Aには載っていません。直近の過去問からもそこそこの数の問題が出ていました。毎年4月号の日整会雑誌に直近の試験問題と解答が載っていますので、印刷して利用してください。ただ解説まではどこにもなさそうでしたので、自分で教科書や文献で調べるしかなかったです。他医局の同期とか同じ医局の同期の先生とかでノート作ったりしている人がいればラッキーかもですね。

 

あと日整会のホームページに掲載される一般の方向けの資料にも注目です。今年はロコモやフレイルのコーナーからの出題や骨粗鬆症関連の問題で、ここから数問の出題があったように記憶しています。

 

気になる合格率ですが、89%と公言されていました。ですので相対評価と思われます。これは受験後に簡単なアンケートに回答するように求められるのですが、その中で89%の合格率についての適正度はどうか?みたいな質問があったので、間違いないと思います。

 

新専門医制度に移行してから当教室で受験した先生の数はまだまだ少ないと思います。手続き等でややこしいところもあり、日整会のホームページを見ても分からないこともかなり多かったです。日整会の事務局に問い合わせしたこともありました。分からないことは早めに新専門医試験を経験した先生へ聞くなどして対応した方がいいです。指導医、施設長、大学の専門医プログラム担当の先生のうち誰に承認をもらったらよいか等々どこにも書いてありません。承認をもらう先生方もお忙しい中対応いただくので、余裕をもっていたつもりが案外期日ギリギリだったりしたこともありました。早めに症例登録を済ませて承認の催促を行ってください。

 

長々とお付き合いいただきありがとうございました。

次の先生へ。おすすめのダイエット法はありますか。回答よろしくお願いいたします。