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発行日 平成18年1月20日 教授 佛淵孝夫

新年あけましておめでとうございます。
昨年もいろいろな事件や災害がありましたが、何とか新年を迎えることが出来ました。福岡西方沖地 震のとき自宅で将棋の番組を夢うつつで見ていましたが、あれほどの揺れは経験したことが無く、びっ くりしました。地震、雷、火事、親父ですが、 最後のひとつだけが威信がなくなったようです。何はさておき、家族の無事を確認して、久しぶりに 親父の役割を自覚したような次第でした。
20年前、初めての海外へ行ったのがニューオーリ ンズでしたが、ハリケーンによる洪水で水没した様 子がテレビで流されるのを見るにつけ、自然の災害 には我々人類も無力であることを再認識しました。
何はともあれ、昨年一年間無事に過ごせたことに感謝しつつ、股関節便り第18号をお届けいたします。
昨年から人工関節学講座が開設され、月ごろから本格稼動しました。その効果もあり、年間件近い股関節手術が行われました。理工学部や社会福祉部門との研究も和式生活に対応した人工関節の開発を中心に多くの成果が得られつつあり ます。馬渡助教授に振り返っていただきました。
人工関節を受けた皆様が歯科での治療を受ける際の注意点について、中村先生にまとめて貰いました。また手術後骨が出来過ぎる状態については肥後先生に、完全に脱臼している方に対する特殊な手術については園畑先生に紹介してもらいました。また、前回腰痛について書かせていただきましたが、股関節の悪い方には腰椎辷り症(腰の骨がずれている状態)が多いことが分かりました。これについては西田先生にお願いしました。
今年が皆様にとって良い年でありますことをお祈り申し上げます。